総務省は平成30年4月10日、地域でプログラミングなどのICTを楽しく学び合う「地域ICTクラブ」の実証にあたり、企画案の公募を開始した。提出期限は平成30年5月18日午後5時。4月19日に総務省と全国10か所の総合通信局で公募説明会を開催する。 今後、本格化するIoT・AI時代を支える人材を育成する観点から、総務省は平成30年度より新たに「地域におけるIoTの学び推進事業」を実施する。その一環として、学校だけでなく地域でプログラミングなどのICTを楽しく学び合う「地域ICTクラブ」の実証を行う。 「地域ICTクラブ」の実証にあたり、民間事業者および地方公共団体を構成員に含む協議会などの団体を対象に、企画案を公募する。地域ICTクラブは、ICT教育に関心のある保護者やICT企業の技術者(OBOGを含む)といった社会人などによる「サポーター」と、ICT/IoTに対する学習意欲の高い児童生徒、障害児者による「参加児童等」で構成する。 提出期間は、平成30年4月10日から5月18日午後5時まで。応募要項および提案書作成要領に従い、提出期限までに提案書を作成し、持参または郵送により提出する。応募要項や評価項目、得点配分、提案書作成要領などが総務省のWebサイトに掲載されている。 応募にあたっての具体的手続きや提出書類の記載方法などを説明する公募説明会を4月19日に総務省で開催し、全国10か所の総合通信局で公募説明会の中継を行う。中継会場からの質問も可能。 今後の予定について、平成30年5月中旬に有識者会議による審査を経て、6月中旬に採択先候補を決定し、請負契約を締結する。12月に中間報告書を提出し、平成31年3月に成果報告書を提出する。 野田聖子総務大臣は、「地域ICTクラブでは、デザインやアプリ制作のほか、世代間での知識・経験の共有など、障害がある子どもたちも参加して、多くの子どもたちがICTに対する興味関心を高め、新たな才能を開花させていただきたいと思います。このような取組みから、グローバルな競争時代に活躍できる人材が育っていくことを期待します」とコメントしている。◆「地域におけるIoTの学び推進事業」実証事業に係る企画案の公募説明会日時:平成30年4月19日(木)10:30~11:30場所:総務省11階1101会議室(東京都千代田区霞が関2-1-2中央合同庁舎2号館)申込方法:Eメールで平成30年4月17日(火)12:00までに出席希望者全員の所属・氏名・連絡先(電話番号およびメールアドレス)・希望参加会場を送付する【中継会場】・北海道総合通信局(北海道札幌市北区北8条西2丁目1-1札幌第1合同庁舎12F)・東北総合通信局(宮城県仙台市青葉区本町3丁目2-23仙台第2合同庁舎内)・信越総合通信局(長野県長野市旭町1108長野第1合同庁舎)・北陸総合通信局(石川県金沢市広坂2-2-60)・東海総合通信局(愛知県名古屋市東区白壁1-15-1名古屋合同庁舎第3号館)・近畿総合通信局(大阪府大阪市中央区大手前1丁目5番44号大阪合同庁舎1号館)・中国総合通信局(広島県広島市中区東白島町19-36)・四国総合通信局(愛媛県松山市宮田町8-5)・九州総合通信局(熊本県熊本市西区春日2丁目10番1号)・沖縄総合通信事務所(沖縄県那覇市旭町1-9カフーナ旭橋B-1街区5階)