謎が多い?国家試験合格率…旺文社が誤解を分析

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旺文社教育情報センター
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 旺文社の教育情報センターは2018年6月、今月の視点として「国家試験合格率は謎が多い“入学者の7割が合格”は誤解?」を掲載した。大学の教育成果のアピールともなる合格率について、薬剤師国家試験を例に分析している。

 3月初旬から医師・歯科医師・薬剤師などの国家試験の合格発表が行われる。各大学は教育成果としてアピールとして、その合格率をWebサイトに掲載することが多く、大学受験生にとっては大学選択の大きな要因のひとつでもある。一方で、旺文社は国家試験の合格率について、「入学した学生がストレートに合格したかは、試験種によって謎が多い部分も見られる」と指摘している。

 レポートでは薬剤師国家試験を例として、「薬剤師国家試験の直近の合格状況」「合格率とは」「合格率に潜む問題点」「大学受験生にもわかりやすい情報提供を」で構成。その中で、「新卒の合格率は、入学者全員がストレートに卒業して受験した場合を意味するものではないということに注意が必要」と述べ、新卒者の受験率など3つの問題点をあげている。

 旺文社は、国家試験の受験に関して、「学力不足による受験回避(受験者本人あるいは大学の意図による)が大きいと見られる」と考察。各大学へ、入学者のうちどの程度の学生がストレートに国家試験合格を勝ち取るのかなど、大学受験生に向けた一層の情報公開を望むとした。なお、レポートは薬剤師国家試験の状況を例としたもので、「ほかの国家試験受験については状況が異なり同一に論じることはできない」と記している。

 旺文社の教育情報センターでは、Webサイトに教育情報や入試情報、入試動向分析などを掲載。「今月の視点」は、バックナンバーも閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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