東京医科大学は、2018年8月28日開催の理事会で、第三者委員会を設置することを決定した。第三者委員会では、医学部医学科入学試験の合格者選定における不適切な行為を中心とした問題行為に関する事実調査と原因の究明、必要な改善提案を行う。
第三者委員会は、あさひ法律事務所オブカウンセル・元最高裁判所判事の那須弘平弁護士を委員長とし、TMI総合法律事務所顧問弁護士・元青山学院大学理事長・学長の半田正夫弁護士と東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科教授の大野京子医師の2名の委員で構成される。
事実調査については、東京医科大学医学部医学科の2018年度入学試験から調査を行い、2018年10月中をめどに結果を報告するという。

消費者機構日本 受験料返還を求めたい方への情報提供の呼びかけ
適格消費者団体・特定適格消費者団体の消費者機構日本(COJ:コージェイ)は、東京医科大学の入試で女性や多年浪人生が不利な選考基準となっていたことについて、選考料の返還を東京医科大学に求めていくことを検討している。
そこで、東京医科大学を受験し、選考料の返還を希望している人がどのくらいいるか把握するため、情報提供を呼びかけている。情報提供は、COJのWebサイトから書き込むか、平日の午前10時から正午または午後1時から午後5時までの間に電話する。