シスコ、高校5校で遠隔授業…Digital Schools Networkプログラム

 シスコシステムズは2018年9月5日、アジア太平洋地域で誕生した「デジタル スクール ネットワーク(Digital Schools Network)」プログラムを日本国内で立ち上げ、第1回目の取組みとして全国の高校など5校をつないだ遠隔授業を開催すると発表した。

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 シスコシステムズは2018年9月5日、アジア太平洋地域で誕生した「デジタル スクール ネットワーク(Digital Schools Network)」プログラムを日本国内で立ち上げ、第1回目の取組みとして全国の高校など5校をつないだ遠隔授業を開催すると発表した。

 「デジタル スクール ネットワーク」は、教育者と学習者を安全なネットワークとコラボレーション空間でつなぎ、遠隔授業、学生間交流、教員同士のコミュニティなどの提供を可能とするデジタルラーニングプラットフォーム。アジア太平洋地域で誕生したプログラムで、現在、オーストラリア、シンガポール、インドなどから24校が参加しており、今後さらに拡大していく予定だという。

 「デジタル スクール ネットワーク」のオンラインコミュニティに参加することで、国内だけでなく海外の学校と文化的で教育的な交流の機会が生まれる。また、国内外の企業や専門家、プログラムパートナーが提供する魅力的な学習コンテンツへアクセスすることで、共同授業などを体験することが可能になるという。そのほか、最先端テクノロジーへのアクセスや、教育者(プログラム参加校)間でのベストプラクティスの共有など、参加することでさまざまなメリットがある。

 日本国内では、2018年9月5日より全国の高校など5校をつないだ遠隔授業を開催した。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授を講師に迎え、「地域で活躍する人材になるために必要なこと」をテーマに、「地域を支える人材としてどのような発想やスキルが必要になってくるのか」などインタラクティブな臨場感ある授業を提供する。参加校は、北海道岩見沢市立緑陵高校、広島県立大崎海星高校、宮崎県立飯野高校、沖縄県久米島学習センター、高知県SOMA。

 デジタル スクール ネットワークの参加登録費は無料。パソコン、iOS、Androidデバイスより無料でダウンロードできるシスコのコラボレーションツール「Cisco Webex Teams」を利用することでプログラムに参加できる。今後は、高校だけでなく小学校や中学校でも順次展開していく予定。国内の参加校を拡大し参加校のニーズに合わせたマッチング授業、交流の機会、イベントなどの開催を目指す。詳細はシスコのWebサイトで確認できる。
《畑山望》

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