平成30年司法試験、合格率1位は「予備試験合格者」77.6%<法科大学院別結果>

 平成30年(2018年)司法試験の合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は77.6%。一方、合格者を出せなかった法科大学院は9校あった。

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平成30年(2018年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「平成30年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 平成30年(2018年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「平成30年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 平成30年(2018年)司法試験合格率トップ10 ※画像:法務省「平成30年司法試験」試験結果をもとに作成
  • 予備試験合格者(職業別)
  • 予備試験合格者(最終学歴別)
 平成30年(2018年)司法試験の合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は77.6%。一方、合格者を出せなかった法科大学院は9校あった。

 司法制度改革の一環で、受験資格を問わない「旧司法試験」が平成23年(2011年)で終了し、平成24年(2012年)より法科大学院修了または司法試験予備試験の合格が必須となった。

 平成30年司法試験合格者数トップ5は、1位「予備試験合格者」336人、2位「京都大法科大学院」128人、3位「東京大法科大学院」121人、4位「慶應義塾大法科大学院」118人、5位「早稲田大法科大学院」110人。

 合格者数を受験者数で割った合格率では、1位「予備試験合格者」77.6%、2位「東北学院大法科大学院」60.0%、3位「一橋大法科大学院」59.5%、4位「京都大法科大学院」59.3%、5位「東京大法科大学院」48.0%だった。

 なお、「予備試験合格者」336人を職業別にみると、「大学生」が112人ともっとも多く、「法科大学院生」105人、「無職」64人、「会社員」25人、「法律事務所事務員」9人などが続いた。また、最終学歴別にみると、「大学在学中」が112人ともっとも多かった。

◆司法試験合格者数トップ10
1位「予備試験合格者」336人
2位「京都大法科大学院」128人
3位「東京大法科大学院」121人
4位「慶應義塾大法科大学院」118人
5位「早稲田大法科大学院」110人
6位「中央大法科大学院」101人
7位「一橋大法科大学院」72人
8位「神戸大法科大学院」51人
9位「大阪大法科大学院」50人
10位「九州大法科大学院」「名古屋大法科大学院」29人

◆司法試験合格率トップ10
1位「予備試験合格者」77.6%
2位「東北学院大法科大学院」60.0%
3位「一橋大法科大学院」59.5%
4位「京都大法科大学院」59.3%
5位「東京大法科大学院」48.0%
6位「神戸大法科大学院」39.5%
7位「慶應義塾大法科大学院」39.2%
8位「大阪大法科大学院」37.6%
9位「早稲田大法科大学院」36.5%
10位「九州大法科大学院」33.3%
《工藤めぐみ》

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