【インフルエンザ18-19】2か月以上早い集団発生、東京・愛知・栃木など

 今シーズン最初のインフルエンザによる学年閉鎖が2018年9月1日に大分県で報告された。茨城県や栃木県、愛知県、東京都などでも学級・学年閉鎖が報告されており、例年よりも2か月以上早く発生している。

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厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」
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  • インフルエンザ様疾患発生報告(第1報)
 今シーズン最初のインフルエンザによる学年閉鎖が2018年9月1日に大分県で報告された。茨城県や栃木県、愛知県、東京都などでも学級・学年閉鎖が報告されており、例年よりも2か月以上早く発生している。今後、感染拡大が懸念される季節を迎えることから、感染予防に努めたい。

 厚生労働省が発表したインフルエンザの定点あたり報告数は、2018年第36週(9月3日から9月9日)が0.07。保育所・幼稚園・小学校・中学校・高校でインフルエンザにより学年閉鎖・学級閉鎖があった都道府県と初発日は、大分県(9月1日)、茨城県(9月4日)、栃木県(9月4日)、愛知県(9月7日)。

 東京都では、江戸川区内の小学校が9月11日から9月14日に学級閉鎖の措置をとった。9月10日時点で、2年生の4学級のうち1学級で在籍児童数32人中、14人が発熱などで欠席した。

 山形県では、上山市内の保育園で全園児数130人のうち、9月11日時点で10人がインフルエンザに罹患し欠席した。昨シーズンの集団発生の初発が2017年11月28日だったことから、今シーズンは2か月以上早く発生している。

 厚生労働省によると、日本では例年12月から3月がインフルエンザの流行シーズンとされる。季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がる。インフルエンザにかからないためには、流行前のワクチン接種や外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取などが有効な方法としてあげられる。
《工藤めぐみ》

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