共働き夫婦の家事分担比率…理想は平等、現実は?

 マクロミルが実施した調査によると、夫婦ともにフルタイムで働く家庭はどの年代も25%前後あり、家事の分担状況については64.4%の家庭で妻がメイン、妻と夫で分担している家庭は30.7%であることが明らかとなった。

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夫婦の就業状況 年代別
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  • 夫婦の家事分担比率、理想と現実
 マクロミルが実施した調査によると、夫婦ともにフルタイムで働く家庭はどの年代も25%前後あり、家事の分担状況については64.4%の家庭で妻がメイン、妻と夫で分担している家庭は30.7%であることが明らかとなった。

 「2018年 共働き夫婦の家事分担調査」は、マクロミルモニタ会員で配偶者と同居し、夫婦ともにフルタイムで働く既婚男女1,000名を対象に実施したもの。調査期間は2018年10月17日~18日。なお、この調査では週に40時間以上働いている人をフルタイム就業者と定義している。

 対象者抽出のため、事前に行った2万人の調査結果では、夫婦同居家庭のうち「共働き」は、20代が45.5%、30代が52.1%、40代が60.8%と年代が上がるにつれて増加。共働きの内訳は、「夫婦ともにフルタイム勤務」が各年代ともに25%前後、「“夫婦ともにフルタイム勤務”以外」は20代が20.4%、30代が26.5%、40代が37.9%と年代が上がるにつれ増加していることがわかった。

 フルタイムで共働きをしている夫婦1,000名に家事の分担状況について聞いたところ、もっとも多かった回答が「妻が主だが、夫も少し分担」37.5%。「妻がほとんどを担う」26.9%とあわせ、64.4%の家庭では妻がメインで家事を担っていることがわかった。一方、「妻と夫で分担」している家庭は30.7%だった。

 家事分担比率の「理想」と「現実」を聞いたところ、「理想」でもっとも多かった回答は「夫50%:妻50%」40.9%。そのほか、「夫40%:妻60%」22.2%、「夫30%:妻70%」20.0%などが続いた。一方、「現実」でもっとも多かった回答は「夫10%:妻90%」21.2%。そのほか、「夫20%:妻80%」18.3%、「夫30%:妻70%」17.3%など、妻の負担が多い順に続いた。もっとも理想だと考えられている「夫50%:妻50%」と平等に分担している夫婦は12.2%で、理想と現実の間には大きな開きがあることがわかった。
《桑田あや》

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