冬休み、中学受験を目指す家庭の8割が達成したいことは?

 中学受験を目指す家庭の約8割が、冬休みに学習面で子どもに達成してほしいことに「苦手科目の克服」をあげていることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」の調査結果より明らかになった。

教育・受験 小学生
冬休みの学習計画は立てているか
  • 冬休みの学習計画は立てているか
  • 塾の冬期講習に通わせるか
  • 冬休みに学習面で子どもに達成してほしいこと
 中学受験を目指す家庭の約8割が、冬休みに学習面で子どもに達成してほしいことに「苦手科目の克服」をあげていることが、中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」の調査結果より明らかになった。

 冬休みの過ごし方に関する調査は、アクセラレーテッドラーニングジャパンが運営する中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」に会員登録するメルマガ会員のうち、中学受験を目指す子どもを持つ保護者207人を対象に実施。調査期間は2018年11月6日~11月13日。

 冬休みの学習計画を立てているか聞いたところ、「大まかに立てている」54%、「まだ立てていない」35%、「具体的に立てている」11%だった。「かしこい塾の使い方」主任相談員の西村則康氏は、「冬休みを有意義に使えるかどうかは、秋のうちに冬休みの明確な目標を立てられるかにかかっています。『冬休みが終わった時に何ができるようになっていたいか』『各教科、どのくらいできるようになっていたいのか』といった目標を立てておけば、ついダラダラと過ごしてしまいがちな冬休みを意味のあるものにすることができます」と解説している。

 塾の冬期講習は、「通わせる」80%、「通わせない」12%、「検討中」8%。西村氏によると、冬期講習に参加するかしないかを即決断するのではなく、子どもに必要な学習や冬の間にしておきたいことをリストアップしてから申し込むのがよいという。

 冬休みに学習面で子どもに達成してほしいことは、「苦手科目の克服」が約80%ともっとも多く、ついで「得意科目の強化」と「学校の宿題を早めに終わらせる」がそれぞれ30%強、「たくさん本を読む」が30%弱、「過去問演習」が約20%。

 西村氏は「冬休みは夏休みに比べて短く、年末年始をはさんでバタバタするので計画の変更を余儀なくされる可能性があります。必要なものを取捨選択するという視点を持つことも時には必要です。また、計画は『苦手分野の克服を冬休み中に』といったように大雑把に立てるのではなく、『冬休みのいつ、何を』と具体的に立てておくことが望ましいのです」と解説している。
《工藤めぐみ》

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