子どもに釣り経験がある家庭の84%が環境についての会話を親子でしていることが、日本さかな検定協会が2018年12月18日に発表した「子どもの釣り経験の有無と地球環境意識に関する調査」の結果より明らかとなった。 「子どもの釣り経験の有無と地球環境意識に関する調査」は、小学4年生~中学生の子どもを持つ30~40代の母親を対象に実施したもの。2018年9月18日~19日に調査を実施し、82名の有効回答を得た。 「自然環境の大切さ」「生き物の命の大切さ」「エコ(ゴミ、省エネ)」などについて子どもと話をするか聞いたところ、子どもに釣り経験のない家庭で「会話をしている」と回答したのは54%だったのに対し、子どもに釣り経験がある家庭では84%で、30%も差が出た。さらに、会話の頻度については、釣り経験がある家庭のみが「よく話す」と回答し、その割合は28%だった。 釣り経験がある子どもを持つ母親に、「自然環境の大切さ」「生き物の命の大切さ」「エコ(ゴミ、省エネなど)」を子どもに学ばせるために「釣り経験」は役立つと思うか聞いたところ、68%が「とても役立つ」または「まあ役立つ」と回答。「まったく役に立たない」と回答した人はいなかった。 今回の調査では、子どもの釣り経験の有無の割合は、「経験あり」30%、「経験なし」70%だった。子どもに釣り経験がない子どもの母親の39%が「釣りを体験させたいが機会がない」と回答している。