学童保育、待機児童数は過去最多の1万7,279人…厚労省

 厚生労働省は2018年12月28日、2018年の放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)実施状況を公表した。登録児童数は前年比6万3,204人増の123万4,366人、クラブ数は前年比755か所増の2万5,328か所、待機児童数は前年比109人増の1万7,279人。いずれも過去最多を更新した。

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クラブ数、登録児童数、利用できなかった児童数の推移
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 厚生労働省は2018年12月28日、2018年の放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)実施状況を公表した。登録児童数は前年比6万3,204人増の123万4,366人、クラブ数は前年比755か所増の2万5,328か所、待機児童数は前年比109人増の1万7,279人。いずれも過去最多を更新した。

 放課後児童クラブ(学童保育)は、小学校の余裕教室や児童館などで、共働き家庭などの小学生に放課後の遊びや生活の場を提供する事業。厚生労働省では、放課後児童クラブの実施状況を把握するため、全国の市町村を対象に毎年調査を実施している。

 2018年5月1日現在の登録児童数は、前年(2017年)より6万3,204人多い123万4,366人。「放課後子ども総合プラン」では、放課後児童クラブについて約30万人分の新たな受け皿の確保を1年前倒し、2018年度末までに達成することを掲げているが、目標は達成したという。

 登録児童数を学年別にみると、「1年生」31.4%、「2年生」28.0%、「3年生」21.7%、「4年生」11.2%、「5年生」5.1%、「6年生」2.6%。1~3年生が全体の81.1%を占める一方、4~6年生が前年と比べて高い伸び率を示している。

 クラブ数は、前年比755か所増の2万5,328か所。放課後児童クラブのうち、放課後子ども教室との一体型が前年比359か所増の4,913か所。登録児童数、クラブ数ともに年々増加傾向にあり、いずれも1998年の調査開始以来、過去最多を更新した。

 一方、放課後児童クラブを利用できなかった児童数(待機児童数)は、前年比109人増の1万7,279人。学年別では、「1年生」2,667人、「2年生」2,113人、「3年生」4,016人、「4年生」5,312人、「5年生」2,304人、「6年生」867人。前年と比べると、1~3年生が669人減少した一方、2015年4月から事業の対象となった4~6年生は制度普及によるニーズの顕在化などを背景に778人増加した。

 待機児童数を都道府県別にみると、東京都(3,821人)、埼玉県(1,657人)、千葉県(1,602人)が全体の4割以上を占めている。市町村別では、千葉県千葉市(595人)がもっとも多く、兵庫県尼崎市(403人)、埼玉県さいたま市(375人)、静岡県浜松市(355人)、東京都練馬区(316人)と続いている。

 クラブの設置・運営主体は、「公立民営」45.3%、「公立公営」34.5%、「民立民営」20.1%。設置場所は、「学校余裕教室」29.1%、「学校敷地内」24.6%と、小学校内が半数以上を占めた。また、平日に午後6時半を超えて開所しているクラブは55.2%で、増加傾向にあった。
《奥山直美》

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