Classi×EDUCOM、学校教育向け支援サービスを共同提供

 ClassiとEDUCOMは2018年12月7日、初等中等領域において「学習支援」と「校務支援」を連携した学校教育向け支援サービスを共同提供する目的で、戦略的パートナーシップを締結した。これにより、ClassiはEDUCOMの株式の過半を取得し、EDUCOMはClassiの子会社となった。

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Classi・EDUCOM、学校教育向け支援で戦略的パートナーシップを締結
  • Classi・EDUCOM、学校教育向け支援で戦略的パートナーシップを締結
  • Classi・EDUCOM、学校教育向け支援で戦略的パートナーシップを締結
  • 左より、Classi代表取締役社長の山崎昌樹氏、EDUCOM代表取締役CEOの柳瀬貴夫氏、Classi代表取締役副社長の加藤理啓氏
 ClassiとEDUCOMは2018年12月7日、初等中等領域において「学習支援」と「校務支援」を連携した学校教育向け支援サービスを共同提供する目的で、戦略的パートナーシップを締結した。これにより、ClassiはEDUCOMの株式の過半を取得し、EDUCOMはClassiの子会社となった。

 Classiは、2014年4月に設立されたベネッセホールディングスとソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の合弁会社。クラウド型学習支援プラットフォーム「Classi」の提供を通じて、アダプティブラーニング、アクティブ・ラーニング、コミュニケーション、ポートフォリオの4つの視点で「新たな学び」を支援している。Classi調べでは、特に強みを持つ高校領域においては、2017年12月31日現在で全国の高校の4割超となる約2,100校に導入されているという。

 EDUCOMは、全国の小・中学校や教育委員会向けに教職員の学校運営、学級経営に関わる校務全般を支援する統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」を、クラウド・オンプレミス双方で提供。EDUCOM調べでは、2018年12月31日現在で全国の約320自治体、約6,900校の小・中学校にて活用されているという。

 ClassiとEDUCOMは、双方の知見を組み合わせて共同でサービスを提供することで、校務負荷の軽減と効率化、また校務の情報化を図り、先生が子どもたちと向きあう時間の確保や質の高いきめ細やかな学校指導につなげたいという思いから、パートナーシップの締結に至った。

 今回のパートナーシップについて、Classi代表取締役副社長の加藤理啓氏は「両社が有する深い専門知識と実績を組み合わせ、『学習支援×校務支援』においてシームレスなサービスを、小・中・高校の全領域において提供することで、日本の学校教育、先生、児童・生徒、保護者に対して大きな貢献ができると考えています」と述べている。また、EDUCOM代表取締役CEOの柳瀬貴夫氏は、「Classiと共に全国の小・中・高校に、校務支援を柱にした周辺領域への支援を行うことで、日本の教育を変えていきたいと思っています」と述べている。
《桑田あや》

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