「数検」累計志願者数600万人突破…幼児・小学生増加

 日本数学検定協会は2019年5月10日、実用数学技能検定(数学検定・算数検定)の第1回の検定から2019年3月に実施した検定までの累計のべ志願者数が600万人を突破したと発表した。

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 日本数学検定協会は2019年5月10日、実用数学技能検定(数学検定・算数検定)の第1回の検定から2019年3月に実施した検定までの累計のべ志願者数が600万人を突破したと発表した。

 「実用数学技能検定」は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システム。数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼んでいる。

 第1回実施の1992年の年間志願者数は5,500人だったが、その後は徐々に志願者が増加。2015年以降は35万人を超え、2016年以降は実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えた。志願者の年齢層の中心は中学生や高校生だが、近年では幼児や小学生、一般の人の志願者も増えており、年齢層が少しずつ幅広く、算数・数学の学習人口がさまざまな年代にわたって増加している。

 また、実用数学技能検定の準2級および3級は、文部科学省の「高校生のための学びの基礎診断」の測定ツールとして2018年12月に認定。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施されており、海外でも高い評価を得ているという。

 日本数学検定協会は累計志願者数600万人突破を受け、「今後も受検者のみなさまの生涯にわたる、算数・数学の学習活動の一助として活用していただけるような検定事業の運営に邁進してまいります。」とコメントを寄せている。
《鶴田雅美》

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