今季初、都内公立学校でインフルエンザによる学級閉鎖

 東京都教育委員会は2019年9月2日、東村山市内の公立中学校でインフルエンザ様疾患により臨時休業措置(学級閉鎖)がとられたことを発表した。都内公立学校でのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖は今季初めて。

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 東京都教育委員会は2019年9月2日、東村山市内の公立中学校でインフルエンザ様疾患により臨時休業措置(学級閉鎖)がとられたことを発表した。都内公立学校でのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖は今季初めて。

 東村山市立東村山第三中学校では9月2日時点で、1年生(全5学級)の1学級において、在籍生徒33人のうち9人が欠席。おもな症状は発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛で、症状などからインフルエンザと診断された生徒もいるという。そのため、9月2日から3日までの2日間、臨時休業措置として学級閉鎖することとなった。

 東京都教育委員会では毎年、都立学校や区市町村教育委員会に、学校におけるインフルエンザの予防および発生時の措置について通知を行い、適切な対応を呼びかけている。また、東京都感染症情報センターでも、インフルエンザの流行時期に合わせて毎年、第36週(8月末から9月初旬)から翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとして情報提供を行っている。

 インフルエンザは例年12月から4月ごろに流行し、1月末から3月上旬に流行のピークを迎える。厚生労働省はインフルエンザを予防する方法として、「流行前のワクチン接種」「外出後の手洗いなど」「適度な湿度の保持」「十分な休養とバランスのとれた栄養摂取」「人混みや繁華街への外出を控える」ことをあげている。なお、ワクチン接種は12月中旬までに終えることが望ましいという。
《外岡紘代》

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