小学校英語の教科化、教員の約7割「自信なし」イーオン調べ

 小学校英語の教科化・早期化がスタートする2020年度まで1年を切る中、現役小学校教員の約7割は小学5・6年生に英語を「教科」として教えることに「自信がない」と回答したことが、イーオンが実施した調査から明らかになった。半数はスタートに向けた準備不足も感じている。

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小学5・6年生に英語を「教科」として教えることについて
  • 小学5・6年生に英語を「教科」として教えることについて
  • 小学3・4年生に「英語活動」を行うことについて
  • 英語のみを教える「専科教員」増員の方針について
  • 2019年夏時点での準備状況について
  • 準備が進んでいない・課題があると感じている部分について(複数回答)
  • 教員自身の英語スキルアップにかけられる時間について
 小学校英語の教科化・早期化がスタートする2020年度まで1年を切る中、現役小学校教員の約7割は小学5・6年生に英語を「教科」として教えることに「自信がない」と回答したことが、イーオンが実施した調査から明らかになった。半数はスタートに向けた準備不足も感じている。

 「小学校の英語教育に関する教員意識調査2019」は、イーオンが2019年夏に開催した「小学校教員向け指導力・英語力向上セミナー」の全国6会場(東京、名古屋、仙台、大阪、広島、福岡)に申し込んだ現役小学校教員270名を対象に実施したもの。新学習指導要領のもと、小学校英語の教科化(5・6年生)・早期化(3・4年生)がスタートする2020年度まで1年を切った現在の状況や考えについて調査結果をまとめている。

 小学5・6年生に英語を「教科」として教えることについて、「自信がある」との回答は2%、「やや自信がある」との回答は27%にとどまり、「あまり自信がない」48%、「自信がない」18%、あわせて66%は不安を感じていることが明らかになった。一方、小学3・4年生に「英語活動」を行うことについては、「自信がある(「やや自信がある」含む)」46%、「自信がない(「あまり自信がない」含む)」50%となり、ほぼ拮抗した。

 学級担任を持たず英語のみを教える「専科教員」増員の方向性については、「とてもよいと思う」 55%、「どちらかといえばいいと思う」33%、あわせて88%が方針に対し好意的な意見を持っていることが明らかになった。イーオンが7月に実施した小学生の子どもを持つ保護者を対象とした調査でも76.8%が好意的な意見を持っており、教員・保護者ともに専科教員の増員には好意的であることがうかがえた。

 2020年4月からスタートする小学校英語の教科化・早期化に向けて、現時点(2019年夏)での準備状況を尋ねたところ、「十分に進んでいる」「十分とは言えないが進んでいる」あわせて42%という結果に。「あまり進んでいるとは言えない」「まったく進んでいない」との回答は57%となり、具体的に準備が進んでいない・課題であると感じている部分については、「児童の評価の仕方」が171名でもっとも多かった。ついで「自身の英語指導力」167名、「自身の英語力」155名、「検定教科書に対する自身の理解・研究」144名が高い水準で続いた。

 自身の英語力アップのための取組みにどの程度日常的に時間をかけられるか聞いたところ、64%が「1日1時間未満」、26%は「まったく取れない」と回答。90%が1日1時間も確保できていない現状が明らかになった。週あたりでは、「週1~3時間」が50%と半数を占めた。
《畑山望》

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