保護者の7割以上が子どもが保育園・幼稚園もしくは小学校から受け取った重要な配布資料を紛失した経験があることが、アドビシステムズが2019年10月25日に発表した調査結果より明らかとなった。 「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」は、子どもが保育園・幼稚園および小学校へ通っている全国の保護者計500名を対象に実施したもの。調査期間は2019年9月13日から23日。 子どもが保育園・幼稚園や小学校から日々どれくらいプリントを受け取っているかを聞いたところ、「週1~2枚」が33.6%で最多。保育園・幼稚園、小学校別でみると、保育園・幼稚園では「週1~2枚」41.2%、小学校では「週3~5枚」30%が最多だった。また、小学校では「週6枚以上」が24.4%だったのに対し、保育園・幼稚園では3.2%と7倍以上の差があった。 保育園や幼稚園、小学校などからもらった重要なプリントを誤って捨ててしまったり、失くしてしまった経験があるかどうかを聞いたところ、「頻繁にある」8.4%、「ときどきある」36.6%、「あまりない」31.4%という結果で、7割以上が紛失の経験があることがわかった。また、保育園・幼稚園児の保護者では「頻繁にある」が5.6%であったのに対し、小学生の保護者では11.2%と2倍の差があった。 プリント管理の方法として、デジタル管理をしているかどうかを聞いてみたところ、「デジタル管理はこれまでに1度もしたことがない」65.5%が最多。「現在デジタル化して管理している」22.0%、「以前デジタル化して管理したことがあるが現在はしていない」12.5%が続いた。現在デジタル化して管理をしている、または以前デジタル化して管理したことがあると回答した146名に、具体的にどのようなデジタル管理ツールを使っているか聞いたところ、「スマホのカメラアプリ」57.5%が最多だった。