新型コロナ、大学生は帰省や旅行など控えて…国立大学協会

 国立大学協会は2020年3月5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学生にリスクを最小限に抑える行動を取るよう求めるメッセージを発信した。若者は感染しても症状が出ずに感染源となる可能性があることから、帰省や旅行などの移動も慎重に判断するよう呼び掛けている。

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 国立大学協会は2020年3月5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学生にリスクを最小限に抑える行動を取るよう求めるメッセージを発信した。若者は感染しても症状が出ずに感染源となる可能性があることから、帰省や旅行などの移動も慎重に判断するよう呼び掛けている。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解によると、新型コロナウイルスでは症状の軽い人が気付かないうちに感染拡大に重要な役割を果たしている。特に若者層は重症化する割合が非常に低く、感染拡大の状況が見えないため、結果として多くの中高年層に感染がおよんでいると考えられている。

 国立大学協会では3月5日、Webサイトに学生に向けて「新型コロナウイルスに関する対応について」と題した永田恭介会長の文書を掲載。「若者は不顕性感染(感染はしているが症状は出ない)の場合もあり、自分自身がスプレッダー(感染源)となって、他者に感染させる可能性も十分にあることを自覚してください」として、感染リスクを最小限に抑える行動を取るよう求めている。

 帰省や旅行(海外も含む)など、居住地域を越えての移動は「感染リスクが高まるのと同時に、全国に感染を広げることにつながりかねません」と強調。居住地域を越えた移動は慎重に判断するよう訴えている。
《奥山直美》

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