休校中の小中高校生、87.4%がオンライン学習「役に立った」

 小中高校生の87.4%が、今回の休校期間中にオンライン学習が役に立ったと感じていることが、ライフイズテックの調査からわかった。利用したコンテンツ数は平均2.1、学習に費やした時間は1日平均で「1時間以上2時間未満」がもっとも多い。

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今回の休校期間中、オンライン学習は役に立ったか
  • 今回の休校期間中、オンライン学習は役に立ったか
  • オンライン学習で学んだコンテンツ数
  • 1日平均どのくらいの時間オンライン学習をしたか
  • オンライン学習後の変化について
  • オンライン学習をやってみて良かった点
  • オンライン学習をやってみて学校での学習が良いと感じた点
 小中高校生の87.4%が、今回の休校期間中にオンライン学習が役に立ったと感じていることが、ライフイズテックの調査からわかった。利用したコンテンツ数は平均2.1、学習に費やした時間は1日平均で「1時間以上2時間未満」がもっとも多い。

 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休校期間中のオンライン学習についてのアンケート調査は、中学生・高校生向けのプログラミング教育事業を手がけるライフイズテックが行ったもの。調査期間は2020年3月18日~23日、対象はプログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」の無料限定版利用者の小中高生(とその保護者)、回答数は223人。

 今回の休校期間中のオンライン学習について、87.4%は「役に立った」と回答。オンライン学習で学んだコンテンツ数は、「2」28.4%がもっとも多く、ついで「3」25.2%、「1」19.6%、「4」16.4%など。半数以上の小中高校生が、3つ以上のコンテンツを利用していることがわかった。コンテンツ事例では、Youtubeなどのオンライン動画視聴、スマートフォンやタブレットのアプリ、Web教材、オンラインのドリル教材、電子書籍、オンラインスクールなどがあがっている。

 オンライン学習に1日平均どのくらいの時間を費やしたかを聞くと、「1時間以上2時間未満」33.6%、「30分以上1時間未満」31.8%、「2時間以上3時間未満」14.6%の順に多い。

 オンライン学習後の意識変化については、「オンライン学習をしたことで、IT自体に興味を持った」55.6%、「もっとITを使った学習をしてみたいと思った」53.8%、「自宅学習の時間が総合的に増えた」21.1%など、意識が変化した小中高校生が多かった。一方で、「特に変化はなかった」も18.4%となっている。

 オンライン学習をやってみて良かった点では、「自分の都合の良い時間に学習できる」81.6%、「普段学校では学べないことが学べる」60.5%、「自分の興味があることを選んで学べる」59.2%、「自分の都合の良い場所で学習できる」56.5%があがっていた。

 反対に、オンライン学習をやってみて学校での学習が良いと感じた点については、「先生や友人との交流ができる」67.7%がもっとも多く、ついで「やる気を維持しやすい」35.9%、「学習の習慣が身に付く」25.6%だった。
《黄金崎綾乃》

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