東京都、オンライン学習・診療やテレワークに112億円

 東京都の小池百合子知事は2020年4月15日、2020年度補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症の緊急対策は総額約8,000億円にのぼる。そのうち、都立・区市町村立学校などのオンライン学習の環境整備など社会構造の変革を促す取組みに112億円を計上する。

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東京都「社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組み」
  • 東京都「社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組み」
  • 緊急対策の3つの柱
 東京都の小池百合子知事は2020年4月15日、2020年度補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症の緊急対策は総額約8,000億円にのぼる。そのうち、都立・区市町村立学校などのオンライン学習の環境整備など社会構造の変革を促す取組みに112億円を計上する。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を阻止するとともに、経済活動や都民生活を守り、社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越えるため、総額約8,000億円の緊急対策を策定した。緊急対策は、「感染拡大の阻止」「経済活動と都民生活を支えるセーフティーネットの強化」「社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組み」3つの柱で構成される。

 3つの柱のうちの1つ「社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組み」には、112億円を計上する。都立・区市町村立学校などのオンライン学習の環境整備や、オンライン診療、テレワーク活用促進緊急支援などを行い、教育現場におけるICT活用を強力に進める。

 現在、都立学校は、新型コロナウイルス感染症対策のため、5月6日まで臨時休校となっている。緊急事態宣言が解除されるまで登校日は設定しない。児童・生徒が自宅で行う学習課題は、ICTの活用や郵送などにより対応する。教職員は、校務運営上、学校に出勤しないと行えない業務のための最小限の人員を除き、原則として自宅勤務を行っている。
《工藤めぐみ》

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