緊急事態宣言の延長表明…持久戦を覚悟

 安倍総理は2020年4月30日に総理大臣官邸で会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を延長する方針を明らかにした。5月7日以降の対応や延長期間については、専門家の意見をもとに検討するという。

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令和2年度補正予算成立および緊急事態宣言の延長についての会見
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 安倍総理は2020年4月30日に総理大臣官邸で会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を延長する方針を明らかにした。5月7日以降の対応や延長期間については、専門家の意見をもとに検討するという。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、政府は7都府県を対象とした緊急事態宣言を4月7日に発出し、4月16日には対象地域を全都道府県に拡大した。実施期間は大型連休最終日の5月6日までとしていた。

 緊急事態宣言を発出してから約3週間が経過した。安倍総理は「5月7日から、かつての日常に戻ることは困難と考えます。ある程度の持久戦は、覚悟しなければならない」と延長の方針を明らかにした。5月7日以降の対応や延長期間については、専門家たちにさまざまなデーターについて見極めてもらい、最終的に判断していくことになるという。

 また、安倍総理は「学校の休業により子どもたちは、友達と一緒に勉強したり遊んだり、共に過ごす大切な時間を失い、また、お父さん、お母さんにも本当に御負担をお掛けしております」と述べた。5月2日からの5連休について「今緩んでしまっては、これまでの努力が無駄になってしまいます。自分自身を守るため、愛する人を守るために、どうか外出を控えていただきたいと思います」と国民に外出自粛を求めた。
《工藤めぐみ》

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