国立大の83%が遠隔授業を実施…文科省5月調査

 文部科学省は2020年5月13日、新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等、専門学校の対応状況について発表した。大学等で授業の開始時期を延期するのは930校、例年どおりの時期で実施するのは116校だった。

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大学等の授業開始に際しての対応状況について
  • 大学等の授業開始に際しての対応状況について
  • 専門学校の授業開始に際しての対応状況について
  • 大学等の遠隔授業の活用に関する検討状況について
  • 専門学校の遠隔授業の活用に関する検討状況について
 文部科学省は2020年5月13日、新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等、専門学校の対応状況について発表した。大学等で授業の開始時期を延期するのは930校、例年どおりの時期で実施するのは116校だった。

 新型コロナウイルス感染症対策に関する大学等、専門学校の対応状況について、調査時点は大学等が5月12日午後8時、専門学校が5月11日午後3時時点。回答率は、大学等が約97.8%(全1,070校中1,046校から回答)、専門学校が約69.3%(全2,805中1,945校から回答)。大学等は全国の学校数(短期大学部は母体大学と同一として集計)、専門学校は回答があった全国の学校数を母数として集計している。公立大学・私立大学の集計には、それぞれ短期大学を含む。

 大学等の授業開始に際しての対応状況について、授業の開始時期を延期した学校(時期を延期したうえで遠隔授業を実施する学校を含む)は、国立大78校(90.7%)、公立大87校(82.9%)、私立大715校(87.0%)、高等専門学校50校(87.7%)で計930校(86.9%)だった。例年どおりの時期に実施するとしている大学等で、遠隔授業の実施を決定または検討している学校は、国立大8校(9.3%)、公立大14校(13.3%)、私立大86校(10.5%)、高等専門学校7校(12.3%)で計115校(10.7%)、その他感染予防に配慮しているのは私立大1校(0.1%)のみだった。

 専門学校では、授業の開始時期を延期した学校(時期を延期したうえで遠隔授業を実施する学校を含む)が、国立8校(88.9%)、公立115校(87.8%)、私立1,646校(91.2%)で計1,769校(91.0%)。延期検討中が国立0校、公立1校(0.8%)、私立18校(1.0%)で計19校(1.0%)。例年どおり開始しているのが国立1校(11.1%)、公立15校(11.5%)、私立141校(7.8%)で計157校(8.1%)。例年どおりの時期に実施するとしている専門学校においても、感染拡大防止のため、机の距離をあける、少人数授業や時差登校を行う、遠隔授業の導入の準備を進めている、などの取組みを行っている。

 大学等の遠隔授業の活用に関する検討状況について、遠隔授業を実施すると回答したのは国立大71校(82.6%)、公立大58校(55.2%)、私立大536校(65.2%)、高等専門学校43校(75.4%)で計708校(66.2%)。検討中は国立大15校(17.4%)、公立大43校(41.0%)、私立大254校(30.9%)、高等専門学校14校(24.6%)で計326校(30.5%)。実施予定なしが私立大の12校(1.5%)のみだった。

 専門学校では、遠隔授業を実施すると回答したのが国立4校(44.4%)、公立が56校(42.7%)、私立が1,170校(64.8%)で計1,230校(63.2%)。検討中が国立3校(33.3%)、公立54校(41.2%)、私立360校(19.9%)で計417校(21.4%)。実施予定なしが国立2校(22.2%)、公立21校(16.0%)、私立275校(15.2%)で計298校(15.3%)だった。
《桑田あや》

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