企業は弾力的な採用を実施、経団連が就活生にメッセージ

 日本経済団体連合会(経団連)の採用と大学教育の未来に関する産学協議会は2020年5月29日、「現在、就職活動をしている学生の皆さんへ」と題するメッセージをWebサイトに掲載した。企業は弾力的な採用選考活動を実施することなどを表明している。

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 日本経済団体連合会(経団連)の採用と大学教育の未来に関する産学協議会は2020年5月29日、「現在、就職活動をしている学生の皆さんへ」と題するメッセージをWebサイトに掲載した。企業は弾力的な採用選考活動を実施することなどを表明している。

 新型コロナウイルスの影響により、企業による2021年度入社対象の採用選考活動は合同企業説明会など各種採用関連イベントが中止・延期されるなど、例年とは異なる状況が生じている。緊急事態宣言が全国で解除された後も、「新しい生活様式」に沿った行動が求められており、採用選考活動もオンラインによる面接など、方法、時期、回数がこれまでにない形になる。

 一部の企業では、業績の悪化や雇用の維持が難しくなってきているという報道もあり、これからの就職活動に不安を抱いている学生もいることから、産業界と大学のトップで構成する「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」は、学生の不安を払拭するための取組みを行う。

 企業は、弾力的な採用選考活動を実施し、自社の採用選考活動に関する情報の開示に努める。年間を通じて複数回の採用選考の機会を確保するよう最大限務め、地方の学生が都会の学生に比べて不利にならないように配慮する。

 大学は、アドミッション・ポリシーやディプロマ・ポリシーに基づいて、春入学・卒業に加えて秋入学・卒業を導入するなど、学生のキャリア形成を支援するために多様な選択肢を提供する。企業も、大学の自主的な秋卒業の動きに対して、通年採用・ジョブ型採用など、採用のさらなる多様化・複線化で対応する。

 2020年夏から秋に、政府や自治体の感染拡大予防ガイドラインに従いながら、産学協議会として「産学共同ジョブ・フェア(仮称)」の開催を検討。学生に、企業説明会・採用選考会に参加する追加的な機会を提供する。
《外岡紘代》

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