女子大生の9割、性的な差別や嫌がらせに触れた経験あり

 女子大生の9割が日常生活で性的な嫌がらせや性差別を経験したり見たりしていることが2020年7月22日、ガールスカウト日本連盟が公開した調査報告書より明らかになった。性的嫌がらせを受けたり見たりする場は、インターネットとメディアが8割以上と高い割合を示した。

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普段の生活で、性的な嫌がらせや差別を経験したり見たりする割合(女子高校生と女子大学生の比較) (c) Girl Scouts of Japan
  • 普段の生活で、性的な嫌がらせや差別を経験したり見たりする割合(女子高校生と女子大学生の比較) (c) Girl Scouts of Japan
  • 普段の生活で、性的な嫌がらせや差別を経験したり見たりする割合(インターネット・メディア) (c) Girl Scouts of Japan
  • 女子大学生×ジェンダー調査報告書2020 (c) Girl Scouts of Japan
 女子大生の9割が日常生活で性的な嫌がらせや性差別を経験したり見たりしていることが2020年7月22日、ガールスカウト日本連盟が公開した調査報告書より明らかになった。性的嫌がらせを受けたり見たりする場は、インターネットとメディアが8割以上と高い割合を示した。

 「女子大学生×ジェンダー調査報告書2020」は、女子大学生のジェンダーに関する現状に疑問をもった大学生世代の女子ユースチームが実施した調査をまとめたもの。調査は、全国47都道府県の大学生年代の女性(18~25歳)を対象に2019年12月6日~2020年1月17日、インターネットで実施。536人(ガールスカウト会員216人、元会員37人、一般283人)の回答を得た。

 「普段の生活で、性的な嫌がらせや差別を経験したり見たりする」と回答した女子大学生は92%。2019年にリリースした「女子高校生調査」と比較すると、女子高校生の66%を大きく上回る結果となった。

 性的嫌がらせを受けたり見たりする場は、「インターネット」が86%、「メディア」が83%と、いずれも8割を超えた。報告書では「メディアやインターネットは発信者の考えを反映し、受け手に不快な思いをさせるだけでなく、意識にも大きな影響を及ぼしている。たとえば、メディアから伝えられる古いジェンダー観が、差別や嫌がらせを助長している」と指摘している。

 このほか、性的嫌がらせを受けたり見たりする場は、「公共の場(道路・電車・店・公園など)」64%、「学校」51%、「アルバイト先」39%、「就職活動中」39%、「職場」38%、「家」26%であった。

 「女子大学生×ジェンダー調査報告書2020」では、「ライフイベント×ジェンダー」「日常生活×ジェンダー」など、さまざまな視点で調査結果を分析しており、女子大学生の声を取り上げたページや回答を予想するページなどもある。ガールスカウト日本連盟のWebサイトからダウンロードできるほか、希望者は冊子を1,100円(税込)で購入できる(送料実費)。
《奥山直美》

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