オンラインカウンセリングサービス、京都大学でパイロット導入

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  • 学校種ごとの相談件数
  • 大学における学生支援のための組織の設計や運用等における課題
  • 大学における学生相談に関する今後の課題として特に必要性が高いと思われる事項
 cotree(コトリー)は9月1日、大学生・専門学校生向けオンラインカウンセリングサービス「cotree for Student」をリリースし、京都大学でパイロット導入を開始した。今後、日本全国の大学や専門学校への提供拡大を目指す。

 日本学生支援機構が2月に公表した調査結果によると、大学における学生相談件数は増加傾向にあり、相談内容も多様化が進んでいる一方、常勤カウンセラーの設置人数は減少しており、学生相談室相談員の負担増加が課題になっている。また、大学全体の86.6%が「悩みを抱えていながら相談に来ない学生への対応」が今後の課題として特に必要性が高いと回答。引きこもりや対人関係を苦手とする学生を含め、相談室に来ることができない学生への対応が、大学の学生相談室にとって共通の課題となっている。背景には、カウンセリングに対する学生の心理的抵抗感やハードルの高さなどがあるという。

 「cotree for Student」は、学生相談室を利用することに抵抗感のある学生、学生相談室でフォローしきれない相談希望者が、オンラインで専門家に相談できるカウンセリングサービス。学生は、夜間や休暇中でもパソコンやスマートフォンから、ビデオ通話・チャット・電話で、臨床心理士やキャリアカウンセラーなどの専門家に相談できる。

 Cotreeでは従来から、個人向けと法人向けにオンラインカウンセリングサービスを提供しているが、利用者の約半数が話すよりも書く方が自分の内面を表現しやすいと回答している。

 「cotree for Student」では、学生は得意な表現や個性に合った相談方法を選択でき、必要に応じてセルフモニタリング(行動記録)や認知行動療法に基づいたセルフケア教材、ワーク配信を含む機能も併用できる。

 京都大学では、学生総合支援センターとの連携のもと、「cotree for Student」リリースと同時に学生向けにパイロット導入を開始。従来型の学生相談室で抱えきれない学生のニーズに対する受け皿の提供、学内の相談室の負担軽減などを目指している。

 今後、Cotreeは日本全国の大学や専門学校向けにも提供を拡大予定。相談室の機能を補完するサービスとして、既存の学生相談室と連携しながら、困難を抱える学生が充実した生活を送るための支えになりたいとしている。
《奥山直美》

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