順天堂大、経産省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に採択

 順天堂大学は2020年10月30日、医学部人体病理病態学講座 小倉加奈子先任准教授の「おしゃべり病理医のMEdit Labo-医学Medicine×編集Editで世界を読む」が経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に採択されたと発表した。

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「おしゃべり病理医のMEdit Labo」カリキュラム構成図
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 順天堂大学は2020年10月30日、医学部人体病理病態学講座 小倉加奈子先任准教授の「おしゃべり病理医のMEdit Labo-医学Medicine×編集Editで世界を読む」が経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に採択されたと発表した。

 経済産業省は「未来の教室」ビジョンで提唱した「学びのSTEAM化」実現に向けたSTEAMライブラリー事業の概要を公表し、2020年8月12日に公募を開始した。

 順天堂大学医学部人体病理病態学講座 小倉加奈子先任准教授は、編集工学研究所と協力し、高校生~一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Labo-医学Medicine×編集Editで世界を読む」を提案。医学分野として唯一、順天堂大学が「未来の教室」STEAMライブラリー事業に採択さた。この「おしゃべり病理医のMEdit Labo」は、高校で学ぶカリキュラムと医学を重ね合わせた教材で、「医学×バイオ」「医学×歴史」「医学×読書」の3つのテーマから構成されている。

 小倉加奈子先任准教授は、教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Labo」について、「ウイルス感染とSNSの情報拡散との類似性を見出すような異なるデータを重ね合わせる分析力、医学の歴史を技術革新や病名の変遷とともに考察する歴史観、そして情報を取り入れ発信していく情報編集力とコミュニケーション能力を伸ばしていく、ユニークな教材です。広く教育現場でご活用いただきたいと思っています」とコメントしている。

 今後は、映像やさまざまな資料を組み合わせた「おしゃべり病理医のMEdit Labo」の教材を開発し、2021年度よりSTEAMライブラリープラットフォーム上で公開となる予定。公開後は、誰でもどこでも活用できるプログラムになるという。
《工藤めぐみ》

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