2020年度第3回英検、コロナ対策で代替受験など検討

 日本英語検定協会は2020年11月27日、新型コロナウイルスの感染者数が全国規模で急増している状況を受け、2020年度第3回「英検」本会場の受験希望者に緊急の案内を公表した。大学入試などで必要な人には「英検 2020 1 day S-CBT」での代替受験などを検討するとしている。

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 日本英語検定協会(英検協会)は2020年11月27日、新型コロナウイルスの感染者数が全国規模で急増している状況を受け、2020年度第3回「英検」本会場の受験希望者に緊急の案内を公表した。受験できない地域が発生した場合、大学入試などで必要な人には「英検 2020 1 day S-CBT」での代替受験などを検討するとしている。

 次回の2020年度第3回英検(従来型)は、一次試験を2021年1月24日に本会場で実施する。すでに11月2日から申込受付を開始しており、本会場実施分は12月10日まで受け付けている(書店締切は12月4日)。二次試験はA日程が2月21日、B日程が2月28日、準会場限定のC日程は3月14日に行う。

 英検協会では、新型コロナウイルスの感染者数が全国規模で急増し、寒さが増すこれからの季節は感染拡大に拍車がかかる可能性があると言及する有識者もいることから、状況を危惧。万が一のケースを想定し、大学入試などでこの時期にどうしても英検受験が必要な人に機会を提供するための策を検討する必要があると判断した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で英検を受験できない地域が発生した場合、2021年1月以降の時期に必ず受験しなければならない事情がある人に対しては、「英検20201 day S-CBT(英検S-CBT)」に代替して受験できるなどの対応の検討をこれから進めていくとしている。英検S-CBTは、全国に専用会場を有し、1日で4技能すべての試験を行うことができる。

 英検協会では、刻一刻と感染状況が変化していく現時点では、対応策の必要性も不確かで、対応策を講じる場合もどこまで可能であるかは感染状況によるとして、理解を求めている。今後、必要に応じて続報を公表する予定だという。
《奥山直美》

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