岡山大学、SDGs実現へ「国際農学プログラム」開始

 岡山大学農学部は2021年10月、世界からSDGsの実現を目指す人材を養成するため、アジアやアフリカ諸国の外国人留学生を対象に「国際農学プログラム(GAP)」を開始する。6か月間の予備教育を経て、2022年4月の正規入学により専門教育をスタートさせる。

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 岡山大学農学部は2021年10月、世界からSDGsの実現を目指す人材を養成するため、アジアやアフリカ諸国の外国人留学生を対象に「国際農学プログラム(GAP)」を開始する。6か月間の予備教育を経て、2022年4月の正規入学により専門教育をスタートさせる。

 岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しているSDGs推進研究大学。政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞も受賞している

 国際農学プログラム(GAP)は、文部科学省の2020年度「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に申請した「開発目標(SDGs)に貢献する人材養成国際農学プログラム (GAP) 構築」が採択されたことを受けて開始するもの。食料の量的質的需要が拡大するアジア・アフリカ地域の食料供給を支え、環境を保全しつつSDGsを実現できる幅広い知識・見識と国際的な対応能力を持った人材の養成を目的としている。

 対象となるのは、学部研究生の外国人留学生として新たに海外から留学する優秀な者で、ASEAN諸国を中心としたアジア、アフリカ諸国の国籍を有する者。募集人数は4人。出願期間は 2021年3月15日~5月14日。

 GAPでは、英語での講義も一部取り入れながら日本語を中心とした講義を行い、国際貢献を目指す日本人学生とアジア諸国を中心とした留学生が、互いに競争・協力しながら実践的講義や実習、演習、研究、インターンシップを通じて成長していく。

 2021年10月から6か月間は、対象者を農学部研究生(国際農学プログラム予備教育)として受け入れ、入学試験対策、日本語、専門教育の準備をする「予備プログラム」を実施。2022年4月より4年間、専門教育を行う。

 専門教育では、実践型社会連携やインターンなどの体験型講義を重視し、国際農学概論、数理データサイエンス科目などを含む講義による専門基礎力を向上させ、「農芸化学」「応用植物科学」「応用動物科学」「環境生態学」のいずれかのコースを選び、専門的スキルを高める。海外実習や卒業論文研究で応用・実践力を蓄積し、卒業後は国際人材としてさらなる高度化を図るため大学院への進学を推奨する。

 プログラムの詳細や出願要項は、岡山大学農学部Webサイトにおいて日本語版と英語版で公開している。
《奥山直美》

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