熱中症、1週間で4,510人が救急搬送…梅雨明けは特に注意

 熱中症により2021年7月18日までの1週間、全国で4,510人が救急搬送されたことが7月20日、総務省消防庁の速報値からわかった。前週(7月5日~11日)から急増しており、梅雨明けの時期は熱中症発生リスクが高まることから注意が必要だ。

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熱中症による救急搬送状況(週別推移)
  • 熱中症による救急搬送状況(週別推移)
  • 都道府県別熱中症による救急搬送人員(2021年7月12日~7月18日、前年同時期との比較)
  • 都道府県別熱中症による救急搬送人員合計搬送人員(2021年6月1日~7月18日、前年との比較)
  • 救急搬送状況別の速報値
 熱中症により2021年7月18日までの1週間、全国で4,510人が救急搬送されたことが7月20日、総務省消防庁の速報値からわかった。前週(7月5日~11日)から急増しており、梅雨明けの時期は熱中症発生リスクが高まることから注意が必要だ。

 熱中症とは、温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常等、さまざまな障害を起こす症状のこと。

 総務省消防庁が発表した速報値によると、7月12日から18日までに熱中症で救急搬送された人は、全国で4,510人。前週(7月5日~11日)の2,568人から急増し、前年同時期の1,045人(確定値)と比べると、4倍以上にのぼる。

 7月18日まで1週間の熱中症による救急搬送状況を都道府県別でみると、「東京都」352人がもっとも多く、ついで「北海道」279人、「埼玉県」252人、「福岡県」245人、「愛知県」233人と続いている。

 年齢区分別では、「高齢者(65歳以上)」55.9%、「成人」31.7%、「少年(7歳以上18歳未満)」11.7%の順に多かった。「乳幼児(生後28日以上7歳未満)」も34人(0.8%)が救急搬送された。

 初診時における傷病程度では、入院加療を必要としない「軽症」(63.0%)と入院診療を要する「中等症」(33.6%)で96.6%を占めた。その一方、4人(0.1%)は初診時に死亡が確認され、102人(2.3%)は長期入院加療を要する「重症」と診断された。

 発生場所は、「住居」が36.9%と最多で、「道路」17.2%、「公衆(屋外)」13.0%と続いた。幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校・大学等の「教育機関」も6.4%あった。

 環境省によると、梅雨明けの時期はそれまでの曇雨天による比較的冷涼な天候から、一気に高温多湿な天候に変化し、多くの人が十分に暑さに慣れていない状況のため、熱中症発生リスクが高くなる。

 熱中症予防のポイントは、「こまめな水分補給」「部屋の温度のこまめなチェック」「無理をせず適度な休憩」等があげられる。環境省や気象庁では、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを行動の目安とし、適切な熱中症予防行動を取るよう呼びかけている。
《奥山直美》

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