熱中症警戒アラート発表で日傘無料レンタル…tenki.jpとも連携

 環境省は2021年7月20日から10月27日までの期間、Nature Innovation Groupと連携し、「熱中症警戒アラート」が発表された日に無料で日傘をレンタルする取組みを実施する。東京都、大阪府、福岡県等のいずれかで発表された場合、各地のレンタルスポットで無料で利用できる。

生活・健康 その他
アイカサ
  • アイカサ
  • tenki.jp
  • 傘レンタルサービスの利用方法
  • レンタル傘の返却方法、レンタルスポット
  • 傘レンタルサービスの無料利用(無料クーポン適用)の流れ(イメージ)
 環境省は2021年7月20日から10月27日までの期間、Nature Innovation Groupと連携し、「熱中症警戒アラート」が発表された日に無料で日傘をレンタルする取組みを実施する。東京都、神奈川県、大阪府、福岡県等のいずれかで発表された場合、各地のレンタルスポットで無料で利用できる。

 環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に、国民の熱中症予防行動を効果的に促すための「熱中症警戒アラート」を2021年より全国で運用している。これにともない、さらなる熱中症予防の推進と、暑さ指数(WBGT)の低減効果が比較的高い「日傘」の活用推進を目指して、2020年に引き続きNature Innovation Groupとの連携による日傘の無料レンタルサービスを実施する。

 Nature Innovation Groupは、傘レンタルサービス「アイカサ」を運用しており、2021年は傘のレンタルスポットが設置されているエリア(東京都、埼玉県、神奈川県、茨城県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、福岡県)のいずれかで熱中症警戒アラートが発表された場合、日傘(晴雨兼用傘)が無料で利用できる。通常1日70円の利用料金を無料にすることで、より多く日傘を活用してもらい、ひとりひとりの取組みによる熱中症予防を積極的に進めていきたいねらい。

 また今回は、年間閲覧数47億ページビューに達する天気アプリ「tenki.jp」を運営するALiNKインターネットとも連携し、tenki.jp内で日傘レンタルの取組み告知を実施。アプリ内に「環境省×tenki.jp×アイカサ」のバナーを表示し、気象情報と共に取組みの周知を図る。

 なお、利用の際はアイカサの利用者登録が必要。無料利用する場合は、アイカサアプリのトップ画面等にある「無料クーポン」をタップしクーポンコードを取得、アプリのマイページにてクーポンを適用すると、24時間無料で日傘が利用できるようになる。アイカサでは、日傘として遮光・遮熱90%以上の晴雨兼用傘を提供している。晴雨兼用傘がスポットにない場合は、効果は落ちるものの通常の傘でも利用可能だという。抗菌抗ウイルスコーティング加工を施しているため、コロナ禍でも安心して利用できる。

 レンタルサービスは、使い捨てビニール傘廃棄問題に着目したサービスでもあり、廃棄プラスチックの削減にも貢献できることが見込まれている。
《畑山望》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top