【高校受験2022】調査書の取扱いに配慮を要請、文科省

 文部科学省は2021年10月1日、2022年度の高等学校入学者選抜等における調査書の取扱いについて、都道府県教育委員会等に通知した。オンライン学習等による出欠の記録で、特定の志願者が不利益を被ることがないよう、入学者選抜実施者に特段の配慮を求めている。

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 文部科学省は2021年10月1日、2022年度(令和4年度)の高等学校入学者選抜等における調査書の取扱いについて、都道府県教育委員会等に通知した。オンライン学習等による出欠の記録で、特定の志願者が不利益を被ることがないよう、入学者選抜実施者に特段の配慮を求めている。

 文部科学省は、2022年度以降の高校入学者選抜等(小学校や中学校等の入学者選抜を含む)における新型コロナウイルス感染症の影響で必要となる配慮等のうち、調査書の取扱いについて、9月10日付の通知「現下の新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえた令和4年度以降の高等学校入学者選抜等における配慮等について」に記載。調査書で出席等に係る日数の記入欄を設けている場合には、臨時休業や分散登校、出席停止等にともなう記載内容で特定の入学志願者が不利益を被ることがないよう求めている。

 今回、文部科学省は2022年度大学入学者選抜に際して高校等が作成する調査書の出欠の記録に関する記載事項のうち、「出席停止・忌引き等の日数」は記載しないこと等を決定。新型コロナウイルス感染症の影響でやむを得ず高校等に登校できず、オンラインを活用した学習指導を受けたことで、その日数が指導要録上「出席停止・忌引き等の日数」として記録された場合、入学者選抜で不利益に取り扱われるのではないかという懸念や不安等が生じないよう特例措置を行う。

 これを受けて、2022年度高等学校入学者選抜等についても、10月1日付で都道府県教育委員会等の各実施者に対し、大学入学者選抜の取組みを参考に配慮を要請。それぞれの実情等を勘案し、各実施者の判断により、大学入学者選抜の取組みを参考にして、受験者・保護者等が不安を感じることがないよう調査書の取扱いについて特段の配慮をお願いしている。

 2022年度大学入学者選抜においては今後、高校等が作成する調査書では、出欠の記録に関する記載事項のうち「出席停止・忌引き等の日数」は記載しない。「出席停止・忌引き等の日数」が推測できる「授業日数」も同様に記載しない。ただし、調査書作成に係るシステム改修を要する場合やすでに調査書を作成し、志願者本人に発行している場合等で、新たな調査書の作成、発行に相当の負担が生じる等、困難な場合には従前の方法による調査書を作成、利用することもやむを得ないとしている。

 また、10月1日付の通知「小学校、中学校、高等学校および特別支援学校等における指導要録の『出欠の記録』における記載事項の取扱いについて」で、指導要録の「出欠の記録」の「備考欄」にオンラインを活用した特例の授業の参加日数を転記するとされたことを踏まえ、調査書の「出欠の記録」の「備考欄」にも同様にオンラインを活用した特例の授業の参加日数を記載する。

 大学設置者等に対しては、高校等や所在地域の状況によって、調査書の記載方法が必ずしも統一されていないことが予想されることから、「授業日数」「出席停止・忌引き等の日数」等の記載の有無によって、特定の入学志願者を不利益に取り扱うことがないよう求めている。
《奥山直美》

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