旺文社教育情報センターは2022年1月19日、大学入学共通テスト平均点の中間集計に関する考察を公表した。平均点は前年と比べて、基幹3教科合計が31.30点ダウン、数学I・Aが17.43点ダウンした。 2022年度の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)が1月15日と16日に実施され、平均点の中間集計が1月19日に発表された。国語と数学I・A、数学II・B、英語の「基幹3教科」平均点合計は、600点満点中318.78点。前年と比べて31.30点ダウンした。 特に、数学I・Aの平均点は40.25点で、前年比17.43点ダウン。これを「数学ショック」と表現し、センター試験と共通テストを通じて、現状では過去最低となる見込みとしている。計算量が多く、苦戦した受験者が多いと想定される。数学II・Bの平均点は45.89点で、前年比14.04点ダウン、現状で得点率50%を割っている。 また、国語の平均点は108.79点で、前年比8.72点ダウン。一方、英語の平均点はリーディングが4.49点アップ、リスニングが4.40点アップした。国語のダウンを英語で挽回したとしても、数学ダウンの影響が大きい。 平均点のダウンは、多くの受験生が得点できていないということでもある。気持ちを切り替えて、慎重かつ悔いのない出願校決定に臨めるよう、旺文社教育情報センターはアドバイスを寄せている。
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