5-11歳の新型コロナワクチン、接種希望しない47.1%

 厚生労働省が特例承認した「5~11歳対象の新型コロナワクチン」について、0~11歳の子供をもつ保護者の47.1%が「接種しない」「多分接種しない」と考えていることが、こどもりびんぐが行った調査結果から明らかになった。

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子供の新型コロナワクチン接種について、情報は十分だと思うか
  • 子供の新型コロナワクチン接種について、情報は十分だと思うか
  • 新型コロナに関する情報は、何を信頼するか
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 厚生労働省が特例承認した「5~11歳対象の新型コロナワクチン」について、0~11歳の子供をもつ保護者の47.1%が「接種しない」「多分接種しない」と考えていることが、こどもりびんぐが行った調査結果から明らかになった。

 園児とママ・パパの情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」を発行するこどもりびんぐは、2022年1月21日に厚生労働省が「5~11歳対象の新型コロナワクチン」を特例承認したことを受け、1月22日~24日に「あんふぁん」「ぎゅって」Web会員へ緊急アンケートを実施。0~11年齢の子供をもつ保護者967人から回答を得た。

 5~11歳の子供にワクチンを接種するかとの問いに対し、「接種する」「多分接種する」と回答したのは39.8%。理由としてもっとも多かったのは、「重症化が防げるから」32.3%。ついで「コロナに罹患するリスクを減らせるから」27.6%、「家族からの罹患を防げるから」21.0%、「家族への罹患を防げるから」17.3%と続いた。

 対して「接種しない」「多分接種しない」と回答したのは、全体の約半数となる47.1%。理由としては、「体への影響が心配だから」30.4%、「副反応が心配だから」27.6%、「事例がなく、不安だから」23.0%、「重症化のリスクが低そうだから」15.6%、という結果となった。「接種するかわからない」との回答は13.1%だった。

 子供の新型コロナワクチン接種について情報は十分だと思うかとの問いには、83.0%の保護者が「まったく思わない」「あまり思わない」と回答。0~11歳の子供を育てる多くの保護者が情報不足だと感じていた。「子供にワクチンを接種する・多分接種する」意向の保護者でも、情報が十分だと「とても思う」「まあまあ思う」との割合は0.9%、「子供にワクチン接種をしない・多分接種しない」保護者では、「とても思う」「まあまあ思う」は0.7%だった。

 新型コロナに関する情報は何を信頼するかとの質問では、「有識者・医師等の専門家からの情報」が60.2%と大半を占めた。ついで「信頼する情報はない・わからない」23.8%となり、「行政や自治体からの情報」は7.7%にとどまった。

 回答者からは、「医師等の専門家の意見を信頼する(50歳・女性)」という意見がある一方、「実例のデータも収集時にバイアスがかかっているかもしれないので、参考程度(39歳・女性)」や、「自分で信頼できる情報を探し続けて、総合的に判断するしかない(45歳・女性)」等、精度の不確かな情報があふれる中、本当に信頼できる情報はどれなのか、その取捨選択に迷う保護者の本音がうかがえる結果となった。

 また、アンケートには「ワクチンの安全性・必要性」について知りたいという声が多く集まっている。大人よりもワクチン接種後の人生が長いこと、体が小さいこと等から、将来的な影響について懸念する意見が目立ち、ワクチン接種について決断ができないという保護者の切実な思いが伝わる。5~11歳の子供へのワクチン接種は、本人の意思を尊重しつつも、保護者の判断によるところも大きいことから、より正確でわかりやすい情報の開示が望まれていることが浮き彫りになるアンケートとなった。
《畑山望》

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