オンライン化が進んでほしいもの…1位は「行政手続き」

 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層が、オンライン化が進んでほしいと思う1位は、「行政機関の各種手続き」であることが2022年3月17日、しゅふJOB総研の調査結果からわかった。一方、オンライン化を進めないほうが良いと思うものの1位は「結婚式等の慶事」だった。

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オンライン化が進んでほしい1位は「行政手続き」76.1%
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  • オンライン化が進んでほしいと思うものトップ5
  • オンライン化が進んでほしいと思うもの
  • オンライン化を進めないほうが良いと思うものトップ5
  • オンライン化を進めないほうが良いと思うもの
  • オンライン化促進の項目別総合評価
  • しゅふJOB総研 研究顧問の川上敬太郎氏
 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層が、オンライン化が進んでほしいと思う1位は、「行政機関の各種手続き」であることが2022年3月17日、しゅふJOB総研の調査結果からわかった。一方、オンライン化を進めないほうが良いと思うものの1位は「結婚式等の慶事」だった。

 調査は、しゅふJOB総研が「生活周りのDX」をテーマに2021年9月15日~22日、ビースタイルスマートキャリア登録者と求人サイト「しゅふJOB」登録者を対象にインターネットリサーチで実施。779人の有効回答を得た。

 「オンライン化が進んでほしいと思うもの」は、1位「行政機関の各種手続き」76.1%、2位「医療機関での診察」45.1%、3位「日用品や食品等の買い物」24.6%、4位「コンサートや演劇等の鑑賞」16.4%、5位「法事や葬式等の弔事」16.2%だった。

 一方、「オンライン化を進めないほうが良いと思うもの」は、1位「結婚式等の慶事」40.6%、2位「動物園や水族館等の鑑賞」37.0%、3位「入学式や卒業式等の式典」36.8%、4位「美術館や博物館等の鑑賞」35.8%、5位「遊園地やテーマパークの体験」35.3%となった。

 オンライン化が「進んでほしい」比率から「進めないほうが良い」比率を引いた「オンライン化促進の項目別総合評価」をみると、「行政機関の各種手続き」が73.0%と圧倒的に値が大きかった。

 フリーコメントにも「行政のオンライン化が進むのが遅すぎると思う」等、行政のDX促進を希望する声が多数みられた。その他にも「オンライン授業が進んだのに、教科書が紙のままで持ち帰ったり持って行ったりが大変。デジタル教科書が進んでほしい」「必要以上のオンライン化は不要だと思う」「オンラインの利用が難しい人等の対応も考えてほしい」等、多種多様な声があった。

 調査結果を受けて、しゅふJOB総研 研究顧問の川上敬太郎氏は「オンライン化がもっとも期待されているのは、デジタル庁を発足させDX推進をリードしようとしている行政自身です。一方で、オンラインが苦手な人に対するケアの必要性を指摘する声もあります。何でも闇雲にオンライン化するのではなく、さまざまな配慮のもとに進めていく姿勢が求められています」と総括している。
《奥山直美》

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