【高校受験2022】埼玉県公立高入試、学力検査4教科で平均点ダウン

 埼玉県は2022年4月28日、2022年度(令和4年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を発表した。全日制課程の一般募集では、4万89人が受検し、3万5,289人が入学許可候補者となった。学力検査問題の平均点は、英語以外の4教科で前年度よりダウンした。

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2022年度埼玉県公立高等学校生徒募集人員
  • 2022年度埼玉県公立高等学校生徒募集人員
  • 一般募集等における応募状況(全日制)
  • 不登校の生徒等を対象とした特別な選抜の実施状況
  • 欠員補充を実施した学校数等/欠員補充における入学許可候補者数および欠員数
  • 2022年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査結果(全日制の課程)
 埼玉県は2022年4月28日、2022年度(令和4年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を発表した。全日制課程の一般募集では、4万89人が受検し、3万5,289人が入学許可候補者となった。学力検査問題の平均点は、英語以外の4教科で前年度よりダウンした。

 2022年3月の埼玉県内国公私立中学校等卒業予定者数は6万2,799人。2022年度埼玉県公立高等学校入学者選抜では、全日制課程で3万7,121人、定時制課程で2,140人を募集した。なお、全日制課程の募集人員には、伊奈学園中学校から伊奈学園総合高等学校、さいたま市立浦和中学校からさいたま市立浦和高等学校に進学予定の160人を含む。定時制課程の募集人員には、吹上秋桜高等学校の秋季募集人員24人を含む。

 全日制課程の一般募集等における応募状況をみると、4万265人が志願し、4万89人が受検。このうち、3万5,289人が入学許可候補者となり、競争率は1.14倍。学科別の競争率は、理数科1.75倍がもっとも高く、普通科は1.16倍だった。不登校の生徒等を対象とした特別な選抜では、全日制課程で287人が受検し、234人が入学許可候補者となった。

 欠員補充を実施した学校は63校、募集人員は1,682人。2021年度(令和3年度)より実施校は4校、募集人員は224人増加した。ただし、学校数は1校が複数の学科で欠員補充を実施している場合がある。欠員補充では209人が受検し、入学許可候補者数は209人。欠員補充後、募集人員を充足しない学校は59校あった。

 学力検査問題の受検者平均点は、各教科100点満点のところ、国語62.9点(前年度比5.8点減)、社会52.9点(前年度比9.7点減)、数学48.0点(前年度比14.2点減)、理科52.5点(前年度比3.7点減)、英語52.6点(前年度比1.2点増)。2021年度と比較すると、英語以外の4教科でダウンし、特に数学の減少幅が大きかった。学校選択問題の受検者平均点は、数学42.6点(前年度比13.4点減)、英語58.3点(前年度比3.3点減)。2021年度より2教科とも下がった。

 2022年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況は、埼玉県Webサイトで公開している。
《奥山直美》

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