中退者アンケート、中退理由にコロナが関係している15.5%

 企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、2021年度の「中退(予定者)に対する新型コロナウイルスの影響アンケート」を実施し、その結果を発表した。中退理由にコロナが関係していると回答した割合は15.5%だった。

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 企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、2021年度の「中退(予定者)に対する新型コロナウイルスの影響アンケート」を実施し、その結果を発表した。中退理由にコロナが関係していると回答した割合は15.5%だった。

 調査は、ジェイックが運営する中退者向け就職支援サービス「ジェイック就職カレッジ中退者コース」の受講生を対象に、2021年4月1日~2022年3月31日の期間中に行われた。回答者数は424人。

 文部科学省による2021年4月~12月の調査によれば、国公私立の大学・短大・高等専門学校を中退した学生は2万9,733人で、前年同時期よりも1,086人の増加となった(2022年3月1日公表)。ジェイックでも、同社の中退者向け就職支援サービス「ジェイック就職カレッジ中退者コース」への中退者の登録が相次いでおり、「コロナ禍でアルバイトのシフトカットに合って学費を工面できなった」「オンライン授業でモチベーションが保てなかった」等、コロナ禍の影響を受けた学生も多く見られた。

 中退(予定)者へのアンケートでは、「留年をしているか」を尋ねたところ、過半数となる58.2%が「留年した、または、留年が確定した」と回答。中退理由についても、「留年したから」が35.2%でトップとなっており、留年をきっかけに中退にふみきる学生が多いようすがうかがえた。留年理由については、「授業内容に興味が持てなかったから」が36.1%でトップとなっており、ついで「授業についていけなかったから」が29.8%だった。

 また、「中退理由にコロナが関係しているか」を尋ねたところ、「関係している」と回答した中退者は15.5%という結果だった。自由記述では、「オンライン授業では質問がしづらく授業についていけなくなった」「オンライン授業でモチベーションが保てなくなった」「コロナ禍で自身や両親の仕事やアルバイトがなくなってしまった」等の回答も多くみられた。コロナ禍により、オンライン授業や金銭面で苦労した中退者も一定数いたことが明らかになった。

 ジェイックでは、大学在学中の学生のための中退に関する相談窓口を以前から用意、電話相談や対面カウンセリングで学生の悩みや状況に合わせたアドバイスを実施してきた。新型コロナウイルスの影響で中退を検討する大学生が急増していることから、コロナウイルスの影響による中退者および中退検討者専用の相談窓口「コロナ中退119番」を2020年5月に設置。今後の進路や中退後の就職についての相談・情報収集のサポートを電話やWebで行っている。


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《増田有紀》

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