No Companyは、10代から20代前半のZ世代にあたる学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査を実施し、結果を公開した。就活生は企業のリアルな姿を知るためにSNSで情報収集しており、企業に興味を持つきっかけとなっていることが明らかになった。
調査は2022年7月、首都圏および近畿圏在住の19~22歳の就職活動をしている学生444名を対象にオンラインで行われた。
就職活動においてSNSで情報収集することはあるか尋ねたところ、57.2%の就活生が「ある」と回答している。
企業に対して、どのSNSやメディアで就活情報を発信してほしいか尋ねたところ、「Twitter」が1位で63.1%、ついで「YouTube」47.5%、「Instagram」44.1%という結果となった。YouTube、Instagramはともに企業が採用広報のためのアカウントを作成して運用する例が増えており、学生も情報収集先のメディアとして定期的にチェックしていると考えられる。
特にTwitterは志望する企業の社員が実名で情報を発信するアカウントや、就職活動のお役立ち情報を投稿するアカウントが存在しており、就職活動中の学生の注目を集めていることが考えられる。
オンライン上で企業に発信してほしいのは「1日の仕事の流れ」が最多の57.9%。ついで多かった「福利厚生」を除くと、「社内の人間関係」「採用/不採用の基準とその理由」「実際の勤務時間・残業時間」となっており、企業のリアルな姿を知りたい学生が多いと考えられる。
SNSで仕事内容や働き方、社風に関する情報を見て企業に興味を抱いた経験の有無については、45.5%が「ある」と回答している。また、「ある」と回答した人のうち、「(意向度が)非常に上がった」17.3%、「やや上がった」56.9%と回答している。