厚労省「親子のための相談LINE」運用へ…福岡で先行実施

 厚生労働省は2023年2月より、「親子のための相談LINE」を順次運行を開始する。子育てや親子関係について悩んだときに相談できる窓口で、試行的に実施している自治体にはすでに相談することが可能となっている。

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「親子のための相談LINE」2月運用開始
  • 「親子のための相談LINE」2月運用開始
  • 「親子のための相談LINE」QRコード

 厚生労働省は2023年2月より、「親子のための相談LINE」を順次運行を開始する。子育てや親子関係について悩んだときに相談できる窓口で、試行的に実施している自治体にはすでに相談することが可能となっている。

 「親子のための相談LINE」は、子育てや親子関係について悩んだときに、子供(18歳未満)とその保護者等が相談できる窓口。匿名(LINE上のアイコンとニックネーム)でも相談ができ、相談内容の秘密は守られる。

 相談の流れは、LINE公式アカウントで「親子のための相談LINE」を友だち追加し、住んでいる都道府県と市区町村を登録する。注意事項と待ち人数を確認し、相談システムのリンクを開く。次に、相談支援システムに利用者情報を入力する。その後、相談内容を送信し、相談員とやりとりを行う。

 なお、相談の際に収集された個人情報や相談内容については、相談者の同意がない限り、第三者に公開することはない。ただし、身体や生命に危険がおよぶと判断した場合等の緊急時には、警察等の関係機関に連絡をして、相談内容を含む個人情報を共有する場合もある。また、混雑時には、相談員がすぐに回答できない場合もある。緊急の場合には、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」や児童相談所相談専用ダイヤル「0120-189-783」の利用を勧めている。

 「親子のための相談LINE」は現在、各自治体において準備中で、2月以降に順次本格的な運用を開始する。試行的に実施している自治体はすでに相談することが可能。先行実施しているのは、福岡県と福岡市。また、独自でLINE相談を受け付けている自治体もある。独自で相談を受け付けている場合、「親子のための相談LINE」では相談を受け付けられないので、Webサイトに掲載している地域在住の場合は、それぞれのURL先から各アカウントを友だち登録する。

 厚生労働省のWebサイトには「親子のための相談LINE」のQRコードを掲載。読み取ると友だち登録ができる。

《田中志実》

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