教育旅行向け「SDGs探究プログラム」開発…神戸観光局

 神戸観光局は、教育旅行向けの新たな誘致ツールとして、「SDGs・探究学習・キャリア教育」をテーマに「KOBE SDGs探究プログラム」を開発した。神戸を代表する企業・公共施設・大学・ボランティア団体等が協力している。

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KOBE SDGs探究プログラム
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 神戸観光局は、教育旅行向けの新たな誘致ツールとして、「SDGs・探究学習・キャリア教育」をテーマに「KOBE SDGs探究プログラム」を開発した。神戸を代表する企業・公共施設・大学・ボランティア団体等が協力している。

 少子化の影響により教育旅行受入数が減少傾向にある中、コロナ禍の影響を受け、2020~2021年度はさらに大きく落ち込んだ。神戸はこれまで震災学習が人気・定番だったが、近年、教育現場でSDGs学習・探究学習・キャリア教育等のニーズの高まりにより、「KOBE SDGs探究プログラム」の開発に至った。

 対象は全国の中学校・高等学校。プログラムの所要時間は約2時間(内容により異なる)。参画団体は32、プログラム数は全29。SDGsを学ぶだけでなく、探究学習の観点から、参加する生徒自らがテーマに問いを立て答えを出す探究型プログラムとなっている。プログラムの内容は、神戸観光公式サイト「Feel KOBE」内の「教育旅行ガイド」で閲覧できる。

 プログラムでは「旅マエ~旅ナカ~旅アト」の3段階で学びの機会を提供する。生徒は事前に何を学びたいかを考え、自ら問いを立て、現地での体験に臨む。旅行後は振り返って内容を整理し、自らの問いに対して答えを導く。

 企業が行っている社会課題や環境問題を解決するための取組みを学ぶ「SDGs探究の観点」に加え、企業担当者にヒアリングし、課題解決に向けたアイデアや答えを導き出す「キャリア教育の観点」でも学べる。また、各プログラムに応じた「探究手帳」を作成し、効果的かつ効率的な学習を支援するとしている。

 さらに、クラスやバス単位で複数のプログラムを利用することを想定し、ワンストップ窓口が設置され、各種手続きや予約・調整等を包括的にサポート。有料で斡旋員配置や生徒の誘導等も可能。

◆KOBE SDGs探究プログラム
学校・旅行会社へのプロモーション:2023年1月30日(月)~
プログラム予約受付:2023年2月1日(水)~
プログラム受入:2023年4月1日(土)~
対象:全国の中学校・高等学校
所要時間:約2時間(プログラムにより異なる)


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《藤本ゆう子》

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