【大学受験2024】東京理科大、女子枠を新設…工学系の総合型選抜

 東京理科大学は2023年4月19日、2024年度の入学試験より、新たに「総合型選抜(女子)」を新設することを発表した。工学部と創域理工学部、先進工学部の3学部16学科で各学科3名、計48人の女子枠を設ける。出願期間は2023年9月5日~7日。

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 東京理科大学は2023年4月19日、2024年度の入学試験より、新たに「総合型選抜(女子)」を新設することを発表した。工学部と創域理工学部、先進工学部の3学部16学科で各学科3名、計48人の女子枠を設ける。出願期間は2023年9月5日~7日。

 新設される総合型選抜(女子)は、工学部、先進工学部の全学科と、創域理工学部工学系6学科をあわせた3学部16学科で実施。女子枠を設けることで、工学系分野により多くの視点や感性を取り入れ、多様な学生が学びあう環境を整備し、イノベーション創出を促進するとしている。

 対象は、高等学校(中等教育学校)を2024年3月に卒業見込みの女子で、数学と理科の評定平均値が最終学年時(1学期または前期)にそれぞれ4.0以上あり、志望学科の指定科目をすべて履修済みであること等、出願要件がある。

 出願は2023年9月5日~7日に受け付け、10月7日(14日も実施する場合あり)に選考を実施。合格発表を11月3日に予定している。

 近年、政府や産業界から理工系人材育成が求められており、文部科学省では、理工系の女子等を対象とした多様性を確保する選抜を各大学に促している。

 同大学では、2006年から女子中高生向けに理工系の職種に進んだ卒業生による講演やさまざまな実験を体験できる講座を実施。この取組みにより、志願者に占める女子学生比率は、2007年度19.4%から現在は23.5%まで拡大。入学者に占める女子学生比率は、2007年度18.8%から現在は23.3%まで高まっているという。

《川端珠紀》

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