ジェンダーレス水着着用は約1割…中高生調査

 菅公学生服は2023年5月30日、「中高生の『水泳』の授業に対する意識」に関する調査データを公開。水泳授業の有無や好意度、授業で着用している水着のタイプについて調査結果を発表した。

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中高生の“水泳”の授業に対する意識調査
  • 中高生の“水泳”の授業に対する意識調査
  • Q.あなたの通う学校では、体育授業で「水泳」の時間はありますか。(単数回答)
  • Q.あなたは「水泳」の授業は好きですか。(単数回答)
  • Q. 「水泳」の授業の水着のタイプは、どちらのタイプですか。(単数回答)

 菅公学生服は2023年5月30日、「中高生の『水泳』の授業に対する意識」に関する調査データを公開。水泳授業の有無や好意度、授業で着用している水着のタイプについて調査結果を発表した。

 調査は2023年2月、全国の中高生1,400人を対象にインターネットにて実施。結果を菅公学生服公式Webサイトの調査レポート「カンコーホームルーム」(毎月1回最終火曜日更新)に掲載した。

 調査結果によると、水泳授業の有無について、中学生の70.3%、高校生の35.5%が学校で水泳の授業があると回答。中学生の約7割が水泳の授業があるのに対し、高校生はその半数となり、中学校と高校で水泳授業の有無に違いがみられた。

 水泳授業の好意度について、中学生の約4割(「とても好き」15.6%、「まあ好き」21.8%)、高校生の約5割(「とても好き」20.6%、「まあ好き」33.9%)が、水泳授業が好きと回答。一方、水泳授業が嫌いとの回答も中学生で約6割(「あまり好きではない」28.4%、「とても嫌い」34.2%)、高校生の約5割(「あまり好きではない」25.1%、「とても嫌い」20.4%)みられ、全体としては「好き」と「嫌い」が同程度に意見がわかれる結果となった。

 水泳授業で着用している水着のタイプは、9割強(中学生92.0%、高校生90.6%)が「男女それぞれ別のタイプ」と回答。「男女共用のタイプ(セパレーツ水着など)」は1割弱(中学生8.0%、高校生9.4%)であり、着用は少ないことがわかった。

 中高生が水泳の授業を嫌いという理由には、「泳ぐのが苦手」「日焼けする」などという以外にも、「水着が恥ずかしい」「体を露出したくない」など、「水着」への抵抗が影響していることも大きいという。近年、ジェンダーレス制服を採用する学校が増えているが、スクール水着もジェンダーレス化や、肌の露出を控えて体のラインが目立たなくするなどの改良が求められているのではないだろうか。

《木村 薫》

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