7月は暑さ関連の新語が3つ入選「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」キャンペーン

 小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、2023年5月18日より開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた176件の新語の中から、7月の新語5件を選定した。このうち3つは「暑さ」関連のものとなった。

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大辞泉が選ぶ新語大賞2023
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 小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、2023年5月18日より開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた176件の新語の中から、7月の新語5件を選定した。このうち3つは「暑さ」関連のものとなった。

 「大辞泉が選ぶ新語大賞」は、『大辞泉』編集部が2016年から毎年開催している恒例企画。新しい言葉(新語)や今までにない新たな言葉の使い方(新語義)を一般から募集するオンライン参加型のキャンペーンだ。8回目となる今年も、5月18日「ことばの日」から11月15日までの約半年間、一般からの投稿を募集し、編集部が毎月「月間賞」となる新語を発表。さらに12月にはその中から「大辞泉が選ぶ新語大賞」が選定・発表される。

 7月の新語として選ばれたのは、「ヒートドーム」「地球沸騰化」「ネッククーラー」「ステルス増税」「ブラックフェイス」の5語。「大辞泉」の編集協力者の明治大学国際日本学部教授の田中牧郎氏は、「暑い毎日が続いています。『大辞泉』もここ数年“酷暑日”“ヒートウェーブ”“大雨警戒レベル”といった言葉を新収録しており、言葉の世界も温暖化の影響を受けていると言えるでしょう。7月の月間賞には猛暑関連の言葉が3つも入選となりました。“ネッククーラー”はけっこう目立つグッズなので、付けて歩くのに勇気が要りますが、今夏、一挙に普及してきているように見えます。“ステルス増税”は、この新語がすぐに生まれたということ自体、ステルスに失敗していることを物語っていますね」と7月の新語の選評を寄せている。

 なお、このキャンペーンで選ばれた新語は『大辞泉』デジタル版に採録され、アプリや電子辞書、「goo 辞書」をはじめとする各種ポータルサイトの公式辞書に実際に掲載、実用化される。近年の大賞には「親ガチャ」のような世相を代表する言葉ばかりでなく、「使い倒す」といった新たな視点からの選出もある。キャンペーン参加賞品として、期間中毎月30名、計180名に抽選でアマゾンギフト券500円分がプレゼントされる。また新語大賞に選ばれた言葉の投稿者から、抽選で1名にアマゾンギフト券1万円分がプレゼントされる。

◆「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」概要
実施概要:キャンペーンWebサイトの投稿フォームおよびX(旧Twitter)にて、『大辞泉』に未収録の新語と新語義を広く募集。小学館『大辞泉』編集部が収録候補となる作品を期間中毎月発表し、さらに2023年12月初旬に「大辞泉が選ぶ新語大賞」を発表。それらの言葉の語釈を編集部が執筆陣に依頼し、2024月の改訂時に『大辞泉』デジタル版で載録する。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジでも順次掲載
募集期間:2023年5月18日(木)~11月15日(水)
応募方法:Webサイトの投稿フォーム、もしくはX(旧Twitter)からの投稿
賞品:全応募者から抽選で、6月から11月まで毎月30名に「Amazonギフト券500円分」をプレゼント(当選者合計180名)。またキャンペーン終了後には「大辞泉が選ぶ新語大賞」を選定し、その新語を投稿された方の中から抽選で「Amazonギフト券1万円分」を1名にプレゼント ※当選者の発表はメールで通知

《鶴田雅美》

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