東京都教育委員会は2023年11月17日、2023年度（令和5年度）第3学期都立高等学校転学・編入学募集について公表した。全日制は、日比谷、西、国立、戸山など169校が5,432人を募集する。
都立高校の転学・編入学募集は年3回、学期ごとに実施している。保護者の転勤などにともなう転住、海外からの帰国のほか、都立高校全日制に在学している生徒が他の都立高校全日制への転学（1年度間に1回を原則）を希望する場合や、中等教育学校後期課程からの編入学などに対応している。
2023年度第3学期転学・編入学募集を行う学校は、全日制169校、定時制53校、通信制2校。募集人員は、全日制5,432名、定時制4,526名、通信制21名の計9,979人。
このうち全日制は、転勤などによる都外からの一家転住者を対象とした「区分1」と、一般対象の「区分2」の2種類の募集区分を設けている。募集学年は第1学年と第2学年のみ。第1学年は1,876人（うち区分1は206人）、第2学年は3,556人（うち区分1は194人）を募集する。
学校別でみると、日比谷（普通）は、第1学年が「区分1」1人と「区分2」2人、第2学年が「区分1」1人と「区分2」1人。国立（普通）は、第1学年が「区分1」2人と「区分2」2人、第2学年が「区分1」2人と「区分2」8人。西（普通）は、第1学年が「区分1」2人と「区分2」2人、第2学年が「区分1」2人と「区分2」3人を募集する。
普通科（コース制・単位制含む）の選抜は、原則、国語・数学・英語の学力検査と面接を実施。ただし、足立東（普通）と秋留台（普通）は作文・面接。片倉（造形美術）は、国語・数学・英語・実技検査・面接を実施する。また商業科、ビジネスコミュニケーション科、工業科などでは、専門（専門教科）の学力検査が加わる。
このほか、海外帰国生徒対象の募集は、三田（普通）、竹早（普通）、国際（国際学科）、日野台（普通）が実施。国際高校は、日本語による作文および面接により選抜。その他3校は、国語・数学・英語の学力検査と面接により選抜を行う。
出願にあたっては、事前に志願先の都立高校へ単位の照合や相談・確認を行うこと。転学・編入学募集に関する相談は、都立高校入試相談コーナーや東京都教育相談センターでも受け付けている。
入学考査料は全日制2,200円、定時制・通信制950円。出願受付期間や選抜日、発表日は学校によって異なる。東京都のWebサイトでは、転学・編入学募集の学科・学年別募集状況や学校ごとの募集内容が確認できる。
