東京都教育委員会は2023年12月18日、被災地から避難している小中学生が都立高等学校および都立中高一貫教育校を受検する場合の入学考査料を免除すると発表した。該当するのは、東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震、2020年7月豪雨など。
東京都教育委員会では、災害にともない被災地から避難し都内小中学校に在学する児童生徒や、災害の発生時に災害救助法適用地域に居住し被災した児童生徒のうち、都内に保護者と同居し入学後も引き続き都内から通学することが確実な者や、入学日までに保護者とともに都内に転居することが確実で、入学後も引き続き都内から通学することが確実な者などを対象に、都立高校や都立中高一貫教育校を受検する場合の入学考査料を免除する。
対象となる入試は、2024年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱において定める入学者選抜（2024年4月以降に実施する選抜を含む）、2024年度第一学期都立高等学校転学・編入学募集、2024年度東京都立中等教育学校および東京都立中学校入学者決定に関する実施要綱において定める入学者決定。
該当する災害は、2010年度の東日本大震災、2016年度の熊本地震、2018年度の7月豪雨および北海道胆振東部地震、2019年度の台風第19号、2020年度の7月豪雨。
入学考査料の免除を希望する場合は、入学考査料免除申請書に必要事項を記入し、災害の発生時に当該災害に被災したことを証明する書類（被災証明書など）の写しを添付のうえ出願時に志望校に提出する。なお、すでに入学考査料を納付している場合は、還付の手続を行うことも可能。
