東京都教育委員会は2024年1月16日、都立高等学校、中等教育学校（後期課程）の授業料・入学料および特別支援学校高等部の授業料について更新情報をWebサイトに掲載した。2023年4月1日現在の授業料・入学料のほか、2024年4月入学者向けの入学料減免制度について紹介。申請期間が短いため、希望する場合は早めに志願校に相談するよう勧めている。
高校の授業料については、全国一律の制度として、2014年度（平成26年度）入学者から公立高校の授業料無償制度が廃止され、授業料を原則徴収するとともに、私立高校等と同様の就学支援金制度が実施されている。
2023年4月1日現在における、都立高校の全日制課程および中等教育学校の後期課程の授業料は、年額11万8,800円。入学料は5,650円。
都立高校の入学料の納付は、合格発表の翌日から起算して5日以内（ただし、5日目が土・日・祝日にあたる場合はその翌日）に、合格発表時に配布する「納入通知書兼領収証書」により金融機関で納める必要がある。都立中等教育学校の入学料納付期間は、2024年3月1日から6日まで。
東京都では、入学料の納付が経済的に困難な家庭を対象に、入学料を免除または1／2減額する入学料減免制度を実施。入学料減免申請書の配布・受付・審査・決定は、入学を志願した高校および中等教育学校で行う。申請の受付期間は、入学料の納付期間と同期間となっているため、希望する場合は早めに入学を志願した学校の経営企画室に相談するよう勧めている。
なお、納付された入学料は還付されないため、入学料減免の申請をした場合は「納入通知書兼領収証書」を必ず志願校の経営企画室へ返却し、減免の許可または不許可が決定するまで入学料を納付しないよう留意すること。審査の結果に応じて、あらためて配布する納付書により指定期日までに納付する流れとなる。
入学料の納付がない場合、入学確約書は無効となるため注意が必要。納付期間や減免制度の申請方法など、詳細は東京都教育委員会のWebサイトで確認できる。
