【共通テスト2024】追試験の対象1,628人…被災地特例19人

 大学入試センターは2024年1月17日、2024年度大学入学共通テストの追・再試験受験対象者について発表した。同日午後2時現在、対象者は追試験が1,628人、再試験が50人。能登半島地震による特例措置の対象者は19人で、このうち16人が金沢大学で追試験を受験する。

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令和6年度大学入学共通テスト 追試験の実施について
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 大学入試センターは2024年1月17日、2024年度(令和6年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の追・再試験受験対象者について発表した。同日午後2時現在、対象者は追試験が1,628人、再試験が50人。能登半島地震による特例措置の対象者は19人で、このうち16人が金沢大学で追試験を受験する。

 2024年度の共通テストの本試験は、2024年1月13日と14日に全国668会場で行われた。追・再試験は、1月27日と28日。追試験場には、当初予定していた東京外国語大学(東京都)、京都工芸繊維大学(京都府)に加え、被災地の金沢大学(石川県)が指定されたほか、追試験受験許可者数の状況を踏まえて埼玉大学(埼玉県)、聖徳大学(千葉県)、大阪教育大学(大阪府)が追加的に設定された。

 1月17日午後2時現在の追・再試験受験対象者は、追試験が1,628人、再試験が50人。追試験は疾病・負傷1,589人、事故等20人、能登半島地震の被災19人の計1,628人。再試験は、正規の試験時間を確保しなかったことで47人、監督者などの対応誤りで3人が対象となり、このうち9人が受験を希望している。

 追試験の受験対象者を試験場大学別にみると、東京外国語大学600人、京都工芸繊維大学400人、大阪教育大学273人、埼玉大学200人、聖徳大学118人の順に多い。北海道大学、明治大学、筑紫女学園大学の各1人は、試験時間延長許可者である本試験と同じ試験場が指定されている。

 能登半島地震による被災で追試験の受験許可者となったのは19人。金沢大学で受験することが困難な場合は、追試験受験申請時に申し出ることで東京外国語大学または京都工芸繊維大学に変更することができ、19人のうち、16人が金沢大学、2人が京都工芸繊維大学、1人が東京外国語大学で追試験を受ける。

 再試験については、大阪人間科学大学庄屋学舎試験場の地歴・公民で正規の試験時間を確保しなかったため15秒程度の時間が不足して47人が対象者となり、このうち6人が再試験の受験を希望。愛知工業大学試験場では英語リスニングで監督者の対応誤り、京都大学第2試験場の数学1で試験場本部の対応誤り、同朋大学試験場の理科2で連絡員の対応誤りにより、各1人が対象者となり、各1人が再試験の受験を希望した。

 なお、追試験許可事由における「疾病・負傷」と「事故等」の具体的な内訳は、各大学から大学入試センターに送付される書類を確認後、1月24日に発表される予定。

《奥山直美》

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