【大学受験】保護者の2割超「学力より高めの大学を選んだ」

 日本トレンドリサーチは、医学部受験予備校 医進の会と共同で「子どもの志望大学を決めたきっかけ」に関するアンケートを実施し、2024年1月25日結果を公開した。保護者の約8割が「子供の学力」で志望校を決めているが、2割超は学力より高めの大学を選んでいることが明らかになった。

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子どもの志望大学を決めたきっかけに関するアンケート
  • 子どもの志望大学を決めたきっかけに関するアンケート
  • 本来の学力と比べ、どれくらいの大学を選んだか
  • 子供の志望校はどのように決めたか
  • 志望校に受かるため、塾や予備校に通わせていたか

 日本トレンドリサーチは、医学部受験予備校 医進の会と共同で「子どもの志望大学を決めたきっかけ」に関するアンケートを実施し、2024年1月25日結果を公開した。保護者の約8割が「子供の学力」で志望校を決めているが、2割超は学力より高めの大学を選んでいることが明らかになった。

 「子どもの志望大学を決めたきっかけに関するアンケート」調査は、2024年1月13日から16日にかけて、事前調査で「大学に通っている、もしくは過去に大学に通っていた子供がいる」と回答した全国の男女を対象にインターネットで実施した。有効回答数は317サンプル。

 子供の志望校はどのように決めたか、重視したポイントを聞いたところ、最多は「子供の学力」79.2%となった。ついで「学部・学科」48.6%、「実家からの距離」26.2%と続く。志望校に受かるために、56.2%が塾や予備校に「通わせていた」と回答。理由として「もうひとつ上を目指せるかもしれなかったから(40代・男性)」「確実に入学できるようにしたかったため(60代・女性)」などの回答が寄せられた。一方、「通わせていない」理由は、「部活で忙しかった」や「スポーツ推薦・AO入試だったから」のほか、「本人の希望だった」といった声も少なくない。

 さらに、本来の学力と比べて、どれくらいの大学を選んだか聞いたところ、「ちょうどいい大学を選んだ」72.6%、「本来の学力より高めの大学を選んだ」21.1%となった。高めの大学を選んだ理由として「挑戦する価値があるので(60代・男性)」「できるだけ知名度や偏差値の高い行きたい学校を選んだ(40代・女性)」「上を目指してほしかったから(50代・女性)」などの回答が寄せられている。

《中川和佳》

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