【大学受験】総合型選抜の効果を検証…文科省が報告書

 文部科学省は2024年4月26日、「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」報告書を公表した。総合型選抜の導入率は、大学85.6%、短大95.1%。導入の効果は、大学、短大ともに「受験者の多面的・総合的な評価」、課題には「評価する観点の設計が難しい」が多くあがった。

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設置主体別「総合型選抜」導入率
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 文部科学省は2024年4月26日、「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」報告書を公表した。総合型選抜の導入率は、大学85.6%、短大95.1%。導入の効果は、大学、短大ともに「受験者の多面的・総合的な評価」、課題には「評価する観点の設計が難しい」が多くあがった。

 総合型選抜は、入学志願者の能力・意欲・適性などの多面的・総合的な評価により適していると言われている一方、ほかの選抜方法より評価する観点の設計や実施体制を整える人員の確保が難しいという意見もある。制度導入から20年超を経過し、総合型選抜の成果と課題を分析するうえでの基礎資料にするため、調査を実施した。

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《奥山直美》

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