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アジア太平洋数学オリンピック、金1銀2銅4人…国別9位

 2024年3月にオンラインで開催された「第36回アジア太平洋数学オリンピック」において、日本代表の高校生1人が金賞、2人が銀賞、4人が銅賞を獲得した。国別順位は9位。文部科学省は8月2日、受賞した7人に文部科学大臣特別賞を授与すると発表した。

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アジア太平洋数学オリンピック(APMO)
  • アジア太平洋数学オリンピック(APMO)
  • 参加者および受賞者詳細

 2024年3月にオンラインで開催された「第36回アジア太平洋数学オリンピック」において、日本代表の高校生1人が金賞、2人が銀賞、4人が銅賞を獲得した。国別順位は9位。文部科学省は8月2日、受賞した7人に文部科学大臣特別賞を授与すると発表した。

 アジア太平洋数学オリンピック(APMO)は、参加国がそれぞれ自国で会場を用意して行うコンテストで、1989年にオンラインで第1回大会を開催。日本は2005年の第17回大会から参加している。

 第36回アジア太平洋数学オリンピックの主催国はブラジル。3月12日(日本時間)にオンラインで開催し、38か国・地域から345人の生徒が参加。日本は、東京会場(早稲田大学)と大阪会場(エル・おおさか)をオンライン会場に実施した。

 出題内容はおおむね国際数学オリンピック(IMO)に準じており、4時間で5問を解く。競技では、「平均点+σ平均点+標準偏差点」以上に金賞、「平均点+全選手の得点の標準偏差/3」点以上に銀賞、「平均点-(全選手の得点の標準偏差/3)」点以上に銅賞が与えられた。ただし、各国金賞は1人、銀賞は2人、銅賞は4人までとされている。

 日本からは10人が参加し、宮原尚大さん(灘高校3年)が金メダル、西村晃俊さんと金是佑さん(栄光学園高校3年)が銀メダル、長沢裕介さん(東大寺学園高校3年)、松井智生さん(筑波大学附属駒場高校2年)、濵川慎次郎さん(ラ・サール高校1年)、狩野慧志さん(長野県松本深志高校2年)が銅メダルを獲得した。優秀賞は飯島隆介さん(開成高校3年)、安齋一畝さん(灘高校2年)、金井一真さん(筑波大学附属駒場高校3年)。日本の国別順位は9位だった。

 APMOの成績を踏まえ、文部科学省は金賞、銀賞、銅賞の7人を文部科学大臣特別賞の受賞者に決定した。

《奥山直美》

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