インフルエンザ推計患者数27万人増、閉鎖件数も1,840増加

 厚生労働省は2月4日、2011年第4週(1月24日〜1月30日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。

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インフルエンザ流行レベルマップ(2011第4週)
  • インフルエンザ流行レベルマップ(2011第4週)
  • インフルエンザ様疾患発生報告における施設数の推移(第14報)
 厚生労働省は2月4日、2011年第4週(1月24日〜1月30日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。

 第4週の定点当たりの報告数は31.88(患者報告数157,381)となり、定点あたり5.47、患者報告数は約27,000人の増加となった。報告数をもとに推計した全国のこの1週間の受診患者数(定点以外も含む)は、約176万人(95%信頼区間:163万人〜189万人)で、前週から約27万人の増加となっている。

 年齢群別では、5〜9歳が約35万人(19.9%)、20代が約24万人(13.6%)が多く、次いで0〜4歳、10〜14歳および30代が23万人(13.1%)。14歳以下の年齢層の割合はやや増加し、20歳以上では横ばいとなった。

 都道府県別では、宮崎県(60.88)、長崎県(56.61)、福岡県(47.17)、佐賀県(46.64)、群馬県(45.30)、大分県(44.36)、埼玉県(43.66)、沖縄県(43.57)、鹿児島県(43.24)、熊本県(41.33)、千葉県(40.56)の順に多く、11県で40を上回っている。

 なお、2月2日に厚生労働省が発表した資料「インフルエンザ患者の国内発生について」によれば、1月23日〜29日の間に学級・学年閉鎖および休校となった施設数の合計は4,461件となり、前週から1,840増加した。施設の内訳は保育所69件、幼稚園550件、小学校2,978件、中学校580件、高等学校185件、その他99件。保育所と高等学校では数が減ったものの、幼稚園で2倍、小学校では1.8倍、中学校も1.5倍に増加している。
《田崎 恭子》

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