都道府県別大学進学状況…「地元進学率」上位は愛知・北海道・福岡

 旺文社教育情報センターは10月11日、ホームページの教育情報コーナーに、「平成23年度 都道府県別 大学・短大進学状況」を公開した。

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 旺文社教育情報センターは10月11日、ホームページの教育情報コーナーに、「平成23年度 都道府県別 大学・短大進学状況」を公開した。

 同サイトでは、旺文社の情報ステーション「教育情報センター」が運営する高校の先生や大学の教職員などを主な対象とした教育情報サイト。「高校教育」「大学教育」「大学進学・受験」をテーマに、大学進学情報誌「螢雪時代」の教育情報専門の編集チームが、受験生対象の同誌には掲載しきれないハイレベルな教育情報を提供していくとしている。

 今回公開されたのは、地元進学率、他県流出率、現役進学率、センター現役志願率など、平成23年度大学・短大入学者の進学状況データを、文部科学省の「平成23年度学校基本調査(速報)」などから算出し、大学・高校の都道府県別にまとめたもの。

 たとえば東京都の場合、都内の大学への進学者数がもっとも多いのは、東京都内の高校を出身校とする45,628人で、東京都の大学進学者数全体に占める割合(=地元大学進学率)は、62.8%となっている。なお、都内の大学への進学者数の2位以下は、神奈川、埼玉、千葉、茨城、静岡、栃木、長野、群馬、新潟となっている。

 逆に、東京都内の高校出身者の進学先大学の所在地についてもまとめており、1位の東京以下、神奈川、埼玉、千葉、茨城、北海道、山梨、群馬、京都、静岡の順となっている。

 ホームページでは、このように各都道府県ごとに算出した「地元大学(短大)進学率」、「地元出身者占有率」(=各県の大学・短大入学者における地元高校出身者の割合)、「他県からの流入率」(=各県の大学・短大入学者における他県の高校出身者の割合)、「大学(短大)進学者の他県への流出率」(=各県の大学・短大進学者における他県の大学・短大への進学者の割合)を、上位から順にランキング形式でまとめた一覧表も合わせて公開している。

 それによると、「地元大学進学率」が高い上位5県は、愛知(72.8%)、北海道(69.4%)、福岡(63.7%)、東京(62.8%)、宮城(59.8%)となっている。一方、「大学進学者の他県への流出率」が高いのは、和歌山(90.4%)、鳥取(85.9%)、佐賀(85.4%)、奈良(84.9%)、島根(83.9%)などとなっている。

 また、大学における「地元出身者占有率」が高いのは、沖縄(79.3%)、北海道(76.6%)、愛知(62.8%)、新潟(62.0%)、愛媛(59.1%)が上位に。一方、大学における「他県からの流入率」が高いのは、滋賀(80.9%)、京都(77.7%)、奈良(77.5%)、鳥取(76.5%)、和歌山(73.3%)が上位となっている。

 同資料では他にも、各都道府県別の「大学等への現役進学率」、「センター試験現役志願率」「センター試験現役占有率」「センター試験浪人占有率」を算出し、上位から順にランキング形式でまとめた一覧表も掲載している。
《田崎 恭子》

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