【通学定期券 3/3番線】便利な付加サービス…安全対策、オートチャージなど

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東急電鉄「エキッズ」
  • 東急電鉄「エキッズ」
  • 小田急電鉄「あんしんグーパスIC」
  • Suica/PASMOでポイント、京王電鉄仙川商店街「ハモカ」
  • 改札を通過するだけでポイント、東京メトロ「ToMeCard」
  • 携帯電話、スマホが定期券「モバイルSuica」
  • PASMOの利点を4コマ漫画で解説
 賢く通学定期券を購入するポイントを3回でお贈りするこの連載も最終回。いよいよ購入場面です。鉄道各社が提供する独自のサービスを中心に、お得な決済方法を含めてご案内します。通学定期券に関する基礎知識、通学区間をお得にする方法は、【1/3番線】【2/3番線】へ。

◆定期券に各社独自のサービスを追加

 最近、通勤通学中における車内でのトラブルが目立っています。鉄道各社では、警備員を配置したり、車内に防犯カメラを取り付けたりすることで、犯罪の予防に取り組んでいます。さらに、Suica/PASMOに対して個々の安全・安心を付加するサービスを実施している鉄道会社もあります。つまり、通学定期券を購入する鉄道会社を選ぶことで、子どもの身の安全をサポートする機能まで追加できるのです。

 特に2社以上をまたぐ定期券を購入する際、どこの会社で決済するかによって、得られるサービスに差が出るのです。前回までの生活スタイル、料金面での検討に加え、付加サービスによって通学区間を決めるというのもまた、賢いチョイスといえるでしょう。

 また、現金ではなくクレジットカードで支払う場合、お得なポイントも気になりますよね。それでは、購入時のポイントを以下にまとめてご案内します。

・賢く通学定期券を購入するポイント・その6
~子どもの「いま、どこ?」を、お母さんの携帯電話へお届け~

 子どもが改札を通過した駅名、入出場、時間を、保護者の携帯電話へメールでお知らせするサービスが受けられます(小中高に対応)。購入した鉄道会社各線の駅で有効。通学定期券(PASMO)に追加できる機能、月額525円(税込)。決済時のクレジットカードによっては、割引もあります。

 代表例は、東急電鉄「エキッズ」と小田急電鉄「あんしんグーパスIC」。子どもが目的地へ無事に到着しただろうか、まだ帰ってこないという不安にもしっかり対応します。詳細と申し込みは、各社のホームページから。

・賢く通学定期券を購入するポイント・その7
~毎日のお買い物でもお得になります~

 ICカードでは、購入時にチャージ部分を利用することで、さまざまなポイントが付与されるサービスが受けられます。特に注目したいのが、毎日のお買い物をSuica/PASMOで決済すると、どんどんポイントが貯まっていくサービス。もちろん、通学定期券にも追加できる機能です。

 近年では、商店街でもICカードを利用してポイントを貯められるようになりました。たとえば、京王電鉄の仙川商店街がそれです。商店街で購入時にSuica/PASMOを利用すれば、商店街独自のポイントも貯まります。このようなサービスは、JRの場合アトレ、ルミネといった駅ナカ・駅ビルでも提供されています。

・賢く通学定期券を購入するポイント・その8
~クレジットカードでオートチャージ。電車に乗るだけでポイントが貯まることも~

 いちいち精算機や券売機に並ぶことなく、改札を通過する際に定期区間外の不足料金を自動でチャージできる「オートチャージ」機能を追加できます。JR、私鉄各社対応、オートチャージで利用する保護者名義のクレジットカードを登録するだけです。鉄道会社が発行するクレジットカードを登録しておけば、本来割引のないきっぷ代にポイントが付与される計算になります。また、東京メトロでは、単に改札を通過するだけでポイントが貯まるサービスもあります(12歳未満の子ども、定期券区間を除く)。

◆Suica、PASMO、使える範囲が違う?

 前回と前々回で登場した愛子さんのように、JRと私鉄にまたがる経路の場合、Suica/PASMOのどちらでも定期券を購入できます。選択するポイントとして各社独自サービスのほかに、基本的な違いとして次のようなメリットや制限があります。

・Suicaは、PASMOを含む全国がエリア

 JR東日本のSuicaは、交通系ICカードの先駆け的存在。そのため、すでにほぼ全国で使える広いエリアが最大の魅力です。もちろん、PASMOエリアにも対応。さらにJR東日本が発行するVIEWカード、またはその互換クレジットカードを利用すれば、お得にポイントが貯まります。携帯電話上で「モバイルSuica」アプリを利用すれば、さらにお得なサービスがあります。飛行機ではなく新幹線での国内旅行が多いというスタイルのご家族におすすめです。

・PASMOは首都圏のJRのみ。独自のサービス、バスの利用に

 PASMOは首都圏の大手私鉄と、JR東日本およびりんかい線、東京モノレール等が中心のため、基本的に首都圏でのみ利用できると捉えるのが現実的です。エリアは狭い分、ご紹介したような私鉄各社独自のサービスがメリット。特に、バスの利用が多い場合、バス回数券が廃止になった諸事情から、さまざまな優遇があります。より毎日の生活に密着したスタイルを重視というご家族におすすめです。

 新春、賢く通学定期券を購入するポイントを3回にわたりお贈りしました。鉄道は、現代の私たちに欠かせないもの。身近過ぎるがゆえに、見落としがちな点も多かったのではないでしょうか。年度始めのこの時期、定期券をきっかけにしていろいろなことを見直すよいチャンス。そして何よりも大切なのは、息子さん、娘さんが、健やかに育ち、社会の一員として活躍してくれること。そのために、新生活のスタイルを犠牲にすることなく、賢く鉄道を利用したいものですね。
《区間各停くん》

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